Power Automate Desktopを使って、特定のウェブサイトからファイルを定期的にダウンロードする手順を丁寧に解説します。特に、時間ごとや日ごとに繰り返し行うダウンロード作業を自動化したいという方に役立つ内容です。以下の手順に従えば、初心者の方でも簡単に実践できますので、ぜひご参考にしてください。
1. Power Automate Desktopのフローを作成
まず、Power Automate Desktopを起動し、新しい「フロー」を作成します。フローは一連の自動化アクションの集合です。
- Power Automate Desktopを開き、「新しいフロー」をクリックします。
- フロー名を入力して「作成」をクリックします。
2. ウェブページを開く
次に、ダウンロードしたいファイルが置かれているウェブページにアクセスするアクションを設定します。
- 左側のアクションメニューから「Webを自動化」カテゴリを選択し、「Webブラウザーを起動」をドラッグしてフローに追加します。
- 「ブラウザーの種類」を選択(通常はChromeやEdge)し、ダウンロードしたいファイルがあるウェブページのURLを指定します。
- 「ウィンドウを表示」のチェックボックスをオフにして、ブラウザをバックグラウンドで実行できるようにします。
3. ログインが必要な場合の処理
ファイルをダウンロードするために、ウェブサイトのログインが必要な場合は、この手順でログイン情報を自動入力します。
- アクションメニューから「Webページにテキストを入力」を選び、ログインフォームのユーザー名フィールドに対応する要素を指定します。
- 同じように、「Webページにテキストを入力」でパスワードフィールドにも対応する要素を指定し、パスワードを入力します。
- 「Webページ上の要素をクリック」アクションを使用して「ログイン」ボタンをクリックします。
4. ファイルのダウンロードリンクを特定してクリック
次に、特定のファイルをダウンロードするために、リンクやボタンを自動でクリックするアクションを設定します。
- 「Webページ上の要素をクリック」アクションを使用し、ダウンロードリンクの位置を指定します。
- 「Webページ上の要素をクリック」を設定する際、ブラウザ内でダウンロードリンクやボタンにカーソルを合わせて、指定したい要素を選択できます。
- リンクをクリックした後に、ダウンロードプロンプトが表示される場合は、「UI要素をクリック」アクションを使って「保存」ボタンをクリックします。
5. ファイルの保存場所を指定
ダウンロードファイルの保存先を指定します。
- ダウンロードされたファイルが自動的に保存される場合は、ブラウザの設定で保存先を指定しておくことをおすすめします。
- ダウンロード先が毎回異なる場合、Power Automate Desktopで「ダウンロードフォルダを監視」し、ファイルを特定のフォルダに移動させるアクションを追加できます。これには、「フォルダ内のファイルを移動」アクションを使います。
6. 定期実行の設定
ファイルを定期的にダウンロードするために、トリガーを設定します。
- 「Power Automate」のWeb版(クラウド版)に移動し、デスクトップフローを定期的に実行するトリガーを設定します。
- 「新しいフロー」をクリックし、「定期的に繰り返す」を選択します。
- 実行する間隔(例えば、毎日午前9時など)を指定し、作成したデスクトップフローをトリガーに追加します。
これで、定期的にファイルを自動でダウンロードする設定が完了です。
よくある質問
Q1. ダウンロードリンクが変更された場合はどうなりますか?
ダウンロードリンクが変更された場合、そのリンクを参照する要素が正しく認識されなくなります。そのため、要素が変更された場合は、再度「Webページ上の要素をクリック」アクションで新しいリンクを指定し直す必要があります。
Q2. ログイン情報を保存できますか?
Power Automate Desktopでは、パスワードやユーザー名を安全に管理するために「セキュアテキスト」機能を使用することが推奨されています。これにより、ログイン情報をスクリプト内に埋め込むことなく、セキュアに保存して自動入力できます。
Q3. ダウンロードが失敗した場合の対処法は?
ダウンロードが失敗した場合に備えて、Power Automate Desktopではエラー処理のアクションを設定できます。「エラー処理」アクションを追加し、失敗した場合に通知を送る、再試行するなどの対応を自動で行うよう設定できます。
Q4. 一度に複数のファイルをダウンロードできますか?
はい、複数のファイルをダウンロードしたい場合、それぞれのダウンロードリンクに対して「Webページ上の要素をクリック」アクションを複数設定するか、ファイルのリストをループ処理するアクションを追加することで対応できます。
Q5. ウェブサイトが遅い場合はどうすればよいですか?
ウェブサイトの読み込みが遅い場合は、「待機」アクションを追加して、ページが完全に読み込まれるまで待つ時間を設定することができます。「指定した時間待機」や「要素が表示されるまで待機」といったアクションが有効です。
