Power Automate Desktop 有償版でできること20選

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Power Automate Desktop(以下、PAD)は、Microsoftが提供する業務効率化ツールです。有償版では、無料版にはない高度なアクションや機能が利用でき、より複雑な自動化フローを実現できます。本記事では、有償版だけで可能な機能に厳選し、その具体的な使い方を丁寧に解説します。初心者の方でもすぐに始められるよう、ステップバイステップでご案内します。


目次

1. Active Directory(AD)操作の自動化

概要

Active Directoryとの連携を使い、ユーザーの追加、削除、グループの管理などが可能です。

手順

  1. 「Active Directoryを使用」アクションを追加。接続するADサーバーの情報を入力します。
  2. たとえば「ADユーザーを作成」アクションをドラッグ&ドロップ。新規ユーザーの属性(名前、メールアドレス、パスワードなど)を入力します。
  3. 必要に応じて「ADユーザーをグループに追加」アクションを使用して、グループ管理を行います。

活用例

新入社員のユーザーアカウント作成を自動化できます。人事部のリクエストに応じた迅速なアカウント作成が可能です。


2. セキュアなオンプレミスデータへのアクセス

概要

有償版では、オンプレミスゲートウェイを利用して企業内サーバーやデータベースに安全にアクセスできます。

手順

  1. Microsoftの「オンプレミスデータゲートウェイ」をインストールし、Power Automate Desktopと接続します。
  2. 「データベース接続を開く」アクションで、オンプレミスのSQLサーバー情報を入力。接続文字列を指定します。
  3. 「SQLクエリを実行」アクションで必要なデータを取得または更新します。

活用例

社内の在庫データや顧客情報にアクセスして、リアルタイムのレポートを生成できます。


3. 仮想デスクトップ環境での操作

概要

CitrixやRDP(リモートデスクトップ)などの仮想環境をサポートし、仮想マシン上での操作を自動化できます。

手順

  1. 「仮想デスクトップのUI要素を抽出」アクションを利用して、仮想環境内のボタンや入力フィールドを認識します。
  2. 「UI操作」アクションで記録した動作を実行します。

活用例

仮想デスクトップを通じて、オンプレミス環境のデータ操作やアプリの制御を自動化できます。


4. 高度なWeb APIの利用

概要

有償版では、認証が必要なREST APIやSOAP APIに対応しており、外部サービスとのデータ連携が可能です。

手順

  1. 「HTTPリクエストを送信」アクションを追加。
  2. APIのエンドポイントやメソッド(GET、POSTなど)を設定。必要に応じてヘッダーやボディを設定します。
  3. レスポンスデータを受け取り、次のアクションで処理します。

活用例

外部サービス(例: Salesforce、Google Sheets)とリアルタイムでデータのやり取りが可能です。


5. 高度なExcelデータ操作

概要

有償版では、Excelファイルを操作する際、背景でExcelを非表示のまま処理できる「ヘッドレスモード」が利用可能です。

手順

  1. 「Excelを起動」アクションで「表示せずに実行する」を選択。
  2. 必要な操作(例: データ読み取り、書き込み、数式の挿入)を設定します。
  3. 処理が完了したら「Excelを閉じる」アクションを使用します。

活用例

数千行のデータを処理する場合でも、Excelを開かずに高速に実行できます。


6. SharePointの高度な操作

概要

有償版では、SharePoint内のリストやライブラリを直接操作可能です。

手順

  1. 「SharePointからアイテムを取得」アクションを使用し、SharePointサイトのURLを入力。
  2. リスト名やフィルタ条件を設定して必要なデータを取得します。
  3. 取得したデータをExcelやSQLに格納したり、メールで通知します。

活用例

社内ポータルからリクエストデータを取得し、自動で処理フローを開始できます。


7. Power BIとの統合

概要

Power BIデータセットを操作し、データの更新や分析を自動化できます。

手順

  1. 「Power BIデータセットを更新」アクションを使用。
  2. 更新対象のデータセットを選択して、スケジュールやトリガー条件を設定します。

活用例

営業レポートのデータ更新を毎朝自動化することで、最新情報をリアルタイムで共有可能にします。


8. Microsoft Teamsへの通知送信

概要

有償版では、Teamsへのメッセージ送信を自動化することが可能です。

手順

  1. 「Teamsメッセージを送信」アクションを追加。
  2. 送信先チャネルやメッセージ内容を入力します。

活用例

特定のプロセスが完了したら、Teamsに完了通知を送信する自動化を実現します。


9. 高度なエラー処理

概要

有償版では、詳細なエラーハンドリング機能を利用して、エラー発生時の処理を柔軟に設定できます。

手順

  1. 「エラー処理」ブロックを設定し、例外処理を指定します。
  2. エラー発生時に代替アクション(例: メール通知やリトライ)を設定します。

活用例

APIエラー発生時に自動でリトライ処理を行い、停止しないフローを構築できます。


10. セキュアなファイル暗号化・復号化

概要

有償版では、ファイルをAES暗号化することで、データのセキュリティを強化できます。

手順

  1. 「ファイルを暗号化」アクションを使用し、暗号化キーを指定します。
  2. 必要に応じて「ファイルを復号化」アクションを使用し、元データを復元します。

活用例

社外に送付する重要ファイルを暗号化することで、情報漏洩リスクを低減できます。

11. メールの添付ファイルを自動保存

概要

有償版では、メールの添付ファイルを特定の条件に応じて自動保存し、その後の処理に利用することが可能です。

手順

  1. 「Outlookメールを読み取る」アクションを使用。フォルダや件名、送信元などで条件を設定します。
  2. 「添付ファイルを保存」アクションで保存先フォルダを指定します。
  3. 必要に応じて「条件分岐」アクションでファイル名や種類に応じた処理を追加します。

活用例

営業メールに添付された見積書や請求書を自動的に保存し、バックアップや処理を実行できます。


12. Windowsサーバー管理タスクの自動化

概要

有償版では、Windows PowerShellやバッチファイルを呼び出してサーバー管理タスクを自動化できます。

手順

  1. 「PowerShellスクリプトを実行」アクションを追加し、スクリプトファイルを指定します。
  2. 必要に応じて、スクリプトに引数を渡す設定を行います。
  3. 結果をログファイルに記録するフローを作成します。

活用例

定期的なサーバーログの収集や、サービスの再起動を自動化して、管理作業を効率化します。


13. PDFへのスタンプや注釈追加

概要

PDFファイルへのスタンプ挿入や注釈の追加が可能で、ドキュメントの確認や承認作業を自動化できます。

手順

  1. 「PDFにスタンプを挿入」アクションを追加し、挿入位置やテキストを指定します。
  2. 必要に応じて「PDFを保存」アクションで変更内容を保存します。

活用例

請求書や契約書に自動で「承認済み」のスタンプを挿入し、処理をスピードアップできます。


14. 自然言語でのデータ解析

概要

有償版では、AI Builderを利用して自然言語処理や画像認識などのAI機能を統合できます。

手順

  1. AI Builderで作成したモデル(例: テキストの分類モデル)をPower Automate Desktopに統合します。
  2. 「AIモデルを呼び出す」アクションを追加し、処理対象のデータを渡します。
  3. AIモデルの結果を次のアクションに活用します。

活用例

お客様のメール内容を自動分類して、問い合わせを適切な担当者に振り分ける作業を効率化できます。


15. ファイルのバージョン管理

概要

有償版では、ファイルの更新履歴を記録し、以前のバージョンに簡単に戻せるようにするバージョン管理が可能です。

手順

  1. 「バージョン管理を有効化」アクションを追加します。
  2. ファイル更新時に、「バージョン履歴を保存」アクションを使用してバックアップを記録します。

活用例

大事なプロジェクトのExcelファイルやレポートを、誤操作や上書きのリスクから守れます。


16. 電話発信やSMS送信の自動化

概要

Twilioなどの外部サービスを利用して、電話やSMS送信を自動化できます。

手順

  1. TwilioのAPIキーを取得し、「HTTPリクエストを送信」アクションを設定します。
  2. 必要な電話番号やメッセージ内容を入力します。
  3. 結果を確認する処理(例: 成功ログの記録)を追加します。

活用例

配送通知や顧客へのフォローアップを自動化し、迅速な連絡体制を構築できます。


17. 高度な条件分岐処理

概要

有償版では、複雑な条件分岐を設定して、状況に応じた柔軟な処理が可能です。

手順

  1. 「条件分岐」アクションを使用し、複数の条件を設定します。
  2. 各条件に応じたアクションをそれぞれ追加します。
  3. 必要に応じて「サブフロー」を作成して、条件ごとに別々のフローを実行します。

活用例

顧客の属性に応じて異なるメールを送信するキャンペーンを自動化できます。


18. チャットボットとの連携

概要

Power Virtual Agentsと統合することで、チャットボットのフローを自動化できます。

手順

  1. Power Virtual Agentsでチャットボットを作成。
  2. 「クラウドフローを呼び出す」アクションを追加して、PADと接続します。
  3. チャットで得たデータを基に、PADで処理を実行します。

活用例

顧客からの問い合わせ内容を受け取り、バックエンドで自動処理を実行できます。


19. クラウドファイルの自動バックアップ

概要

有償版では、クラウドストレージ(例: OneDrive, Google Drive)との高度な連携が可能です。

手順

  1. 「OneDriveファイルを取得」アクションを使用してクラウド上のファイルを取得します。
  2. 「ファイルをコピー」アクションで、バックアップ先フォルダを指定します。
  3. 必要に応じて、特定のファイルのみを対象にするフィルタ条件を設定します。

活用例

定期的に重要なファイルをクラウドにバックアップし、データの安全性を確保します。


20. 複数フロー間のデータ共有

概要

有償版では、フロー間での変数共有やデータのやり取りが容易に行えます。

手順

  1. 「グローバル変数」を作成し、フロー間で共通の値を使用できるようにします。
  2. 必要なフローで「グローバル変数を設定」アクションを使用して値を更新します。
  3. 別フローで「グローバル変数を取得」アクションを使用して値を利用します。

活用例

複数のフローが連携するプロセス(例: 注文処理→発送通知)でスムーズにデータをやり取りできます。


これで、有償版だけの機能20個を紹介しました。特に、セキュリティ面での強化やAI機能、クラウドサービスとの連携は、有償版ならではの強みです。これらの機能を活用すれば、業務の自動化がさらに広がり、日々の作業効率が飛躍的に向上すること間違いありません!

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