Power Automate Desktopを使うといってもどんなことができるの?この記事ではフローの作り方というより、こんな操作をするとこの部分が自動化できるという、仕事で使うイメージを膨らめてみましょう。
1.メールの自動整理
重要なメールを自動的に分類して整理しましょう。
たとえば、仕入先からのメールは「仕入先」というフォルダに
得意先からのメールは「得意先」というフォルダに自動的に振り分けることができます。
①メールの受信
まず、フローの最初のステップとして、メールを受信するアクションを追加します。
一般的なプロバイダー(Outlook、Gmailなど)を選択します。
必要な認証情報を提供します。これには、メールアカウントにログインするためのユーザー名とパスワードが含まれます。
②条件分岐
受信したメールが重要なメールであるかどうかを判断するための条件分岐アクションを追加します。
この条件分岐には、メールの件名、送信者、または特定のキーワードを含むかどうかをチェックするロジックを設定します。
もし重要なメールであれば、次のステップに進みます。重要でなければ、フローを終了します。
③フォルダへの移動
受信したメールが重要であると判断された場合、そのメールを適切なフォルダに移動するアクションを追加します。
たとえば、仕入先からのメールであれば「仕入先」というフォルダに移動し、得意先からのメールであれば「得意先」というフォルダに移動します。
これらのステップを組み合わせることで、メールの受信から重要なメールの判別、そしてそれに基づくフォルダへのメールの移動を自動化することができます。
2.ファイルの定期的なバックアップ
大切なファイルを定期的に別の場所にバックアップしましょう。
毎週月曜日の朝に、重要なフォルダを自動的にクラウドストレージにバックアップするように設定できます。
①スケジュールの設定
最初のステップは、フローを定期的に実行するためにスケジュールを設定することです。
「スケジュールトリガー」アクションを使用します。
アクションを追加し、毎週月曜日の朝にフローが実行されるように設定します。
②フォルダからファイルを取得
次に、バックアップしたいファイルが格納されているフォルダからファイルを取得するアクションを追加します。
「フォルダからファイルを取得」アクションを選択し、重要なファイルが保存されているローカルフォルダを指定します。
③ファイルのクラウドストレージへのアップロード
最後に、取得したファイルをクラウドストレージにアップロードするアクションを追加します。
使用するクラウドストレージサービスに応じて、適切なアクションを選択します(例:OneDrive、Google Drive、Dropbox)。
認証情報を提供し、アップロードするファイルと保存先のフォルダを指定します。
これらのステップを組み合わせることで、毎週月曜日の朝に指定されたフォルダからファイルを取得し、それらをクラウドストレージにアップロードする自動化されたフローが作成されます。
3.ウェブサイトの情報を自動で取得
特定のウェブサイトから情報を自動的に取得しましょう。
競合他社のサイトの更新を定期的にチェックして、変動があった場合に通知することができます。
①ウェブサイトから情報を取得
まず、特定のウェブサイトから情報を取得するためのアクションを追加します。
「ウェブページを開く」や「HTML要素を取得する」などのアクションを使用します。
URLを指定し、必要な情報を取得します。たとえば、ウェブサイト上のテーブルや特定のテキストなどです。
②情報の比較
次に、取得した情報を保存し、以前の情報と比較して変更があるかどうかを確認します。
前回の取得結果と現在の取得結果を比較するためのアクションを追加します。
差分を見つけるために、適切な比較方法を使用します。例えば、テキストの比較、数値の比較、または要素の有無を確認するなどです。
③変更がある場合の処理
最後に、変更が検出された場合に通知を行うためのアクションを追加します。
通知の方法には、メール送信、メッセージボックスの表示、外部ツールやアプリケーションへの統合などが含まれます。
変更が検出された場合の適切な処理を選択します。たとえば、変更があったことを管理者にメールで通知する、画面にポップアップメッセージを表示する、などの処理です。
これらのステップを組み合わせることで、特定のウェブサイトから定期的に情報を取得し、変更がある場合に適切な処理を自動化するフローが作成されます。
4.定型作業の自動化
毎日同じ作業を繰り返すのは面倒ですよね?
たとえば、特定のフォルダからファイルを取得して、別のフォルダに移動する作業を自動化することができます。
①フォルダからファイルを取得
まず、特定のフォルダからファイルを取得するためのアクションを追加します。
「フォルダからファイルを取得」アクションを使用します。
アクションを追加し、ファイルを取得したいフォルダを指定します。たとえば、バックアップしたいファイルが保存されているフォルダです。
②ファイルを別のフォルダに移動
次に、取得したファイルを別のフォルダに移動するためのアクションを追加します。
「ファイルを移動」アクションを使用します。
アクションを追加し、移動させたいファイルを指定します。これにより、ファイルは指定された別のフォルダに移動されます。
これらのステップを組み合わせることで、特定のフォルダからファイルを取得し、それらを別のフォルダに移動する自動化されたフローが作成されます。
5.Excelファイルの自動操作
Excelファイルを自動的に操作して、特定の条件に基づいて処理しましょう。
売上データを集計してグラフにまとめる作業を自動化することができます。
①Excelファイルを開く
最初に、Excelファイルを開くためのアクションを追加します。
「Excelファイルを開く」アクションを使用します。
アクションを追加し、対象のExcelファイルを指定します。これにより、Excelファイルが開かれます。
②データの処理
次に、Excelファイルからデータを取得して処理します。
例えば、売上データの集計などの操作が含まれます。
具体的な処理方法に応じて、Excelのセルや範囲を操作するアクションを追加します。
③グラフの作成
取得したデータを元にグラフを作成します。
「グラフを作成」アクションを使用します。
アクションを追加し、グラフの種類やデータの範囲を指定します。これにより、データを視覚化しやすくなります。
④Excelファイルへの保存
作成したグラフを含むExcelファイルを保存します。
「Excelファイルを保存」アクションを使用します。
アクションを追加し、保存先のファイルパスとファイル名を指定します。
⑤Excelファイルを閉じる
最後に、処理が完了したExcelファイルを閉じます。
「Excelファイルを閉じる」アクションを追加し、対象のExcelファイルを指定します。
これらのステップを組み合わせることで、Excelファイルを開いてデータを処理し、そのデータからグラフを作成して保存し、最後にExcelファイルを閉じる自動化されたフローが作成されます。
6.デスクトップアプリの自動操作
デスクトップアプリを自動的に操作しましょう。
特定のアプリを起動してテキストを入力し、保存する作業を自動化することができます。
①デスクトップアプリの起動
最初に、特定のデスクトップアプリを起動するためのアクションを追加します。
「アプリを開く」アクションを使用します。
アクションを追加し、起動したいアプリの実行可能ファイルのパスを指定します。これにより、目的のアプリが起動します。
②テキストの入力
次に、起動したアプリケーションウィンドウにテキストを入力するためのアクションを追加します。
「テキストを入力する」アクションを使用します。
アクションを追加し、入力するテキストを指定します。これにより、自動的にテキストがアプリケーションに入力されます。
③保存または送信
最後に、入力したテキストを保存するか、送信するためのアクションを追加します。
保存または送信する方法は、アプリケーションごとに異なります。
通常は、「キーの送信」アクションや「ボタンをクリックする」アクションなどを使用します。
アクションを追加し、保存または送信するボタンを指定します。これにより、入力したテキストが保存または送信されます。
これらのステップを組み合わせることで、特定のデスクトップアプリを起動し、テキストを入力して保存または送信する自動化されたフローが作成されます
7.データの変換とレポート作成
データを自動的に変換して、レポートを作成しましょう。
売上データを月次レポートに変換して自動的にメールで送信することができます。
①売上データの取得
最初に、売上データが保存されているデータベースやファイルからデータを取得するためのアクションを追加します。
データベースからクエリを実行したり、Excelファイルからデータを読み取ったりするアクションを使用します。
アクションを追加し、売上データが保存されている場所を指定します。
②データの変換
次に、取得した売上データを月次レポートの形式に変換します。
集計やフォーマットの変更などの操作が含まれます。例えば、月ごとの売上合計や商品別の売上を計算するなどの操作を行います。
③レポートの作成
変換したデータを元に月次レポートを作成するためのアクションを追加します。
WordやExcelなどのファイルを使用してレポートを作成します。
アクションを追加し、レポートの形式や内容を指定します。
④メールの送信
最後に、作成したレポートをメールで送信します。
「メールを送信する」アクションを使用します。
アクションを追加し、送信先のメールアドレス、件名、本文、添付ファイルなどを指定します。これにより、自動的に月次レポートがメールで送信されます。
これらのステップを組み合わせることで、売上データの取得からレポート作成、そしてメールでの送信までを自動化するフローが作成されます。
8.フォームの自動入力
フォームに自動的に情報を入力しましょう。
登録フォームに名前や住所を自動的に入力して、送信することができます。
①フォームを開く
最初に、対象の登録フォームを開くためのアクションを追加します。
「Webサイトを開く」アクションを使用します。
アクションを追加し、フォームのURLを指定します。これにより、目的のフォームがウェブブラウザで開かれます。
②情報の入力
次に、フォームに情報を入力します。
テキストボックスやドロップダウンメニューなどの要素に対してテキストを入力するアクションを追加します。
アクションを追加し、入力する情報(名前、住所など)を指定します。これにより、自動的にフォームに情報が入力されます。
③送信ボタンのクリック
フォームの送信ボタンをクリックするためのアクションを追加します。
「ボタンをクリックする」アクションを使用します。
アクションを追加し、フォームの送信ボタンを指定します。これにより、フォームが送信されます。
④送信完了の確認
最後に、フォームの送信が完了したかどうかを確認します。
送信後に表示されるメッセージやページの要素を確認するアクションを追加します。
これにより、送信が正常に完了したかどうかを判断し、必要に応じて次のステップを実行します。
これらのステップを組み合わせることで、自動化されたフォーム入力と送信のフローが作成されます。
9.システムのモニタリングと通知
システムの状態を監視して、異常があった場合に通知しましょう。
ディスク容量が不足している場合や、ウイルスが検出された場合に自動的に通知することができます。
①システム状態の監視
最初に、システムの状態を監視するためのアクションを追加します。
ディスク容量やウイルススキャンの結果などを取得するアクションを追加します。
具体的なアクションは、使用しているシステムやツールによって異なります。
②異常の検出
監視したシステムの状態から異常を検出します。
ディスク容量が一定の閾値を下回った場合や、ウイルスが検出された場合などが考えられます。
異常を検出するための条件分岐アクションを追加します。
③通知の準備
異常が検出された場合に通知を行う準備をします。
通知方法には、メール送信、メッセージボックスの表示、外部ツールやアプリケーションへの統合などが含まれます。
通知に必要な情報を準備します。たとえば、異常の内容や原因などを含めます。
④通知の送信
最後に、異常が検出された場合に通知を送信するアクションを追加します。
前のステップで準備した通知方法に応じて、適切なアクションを追加します。
これにより、異常が検出された際に自動的に通知が送信されます。
これらのステップを組み合わせることで、システムの状態を監視し、異常が検出された場合に適切な通知を行う自動化されたフローが作成されます。
10.データベースのエクスポートとインポート
データベースの情報を自動的にエクスポートして、別のデータベースにインポートしましょう。
顧客情報をバックアップして、別のデータベースに復元することができます。
①データベースから情報をエクスポート
最初に、データベースから情報をエクスポートするためのアクションを追加します。
データベース管理ツールやSQLクエリを使用してデータをエクスポートするアクションを追加します。
エクスポートされるデータの種類や形式に応じて、適切なアクションを選択します。
②エクスポート先の指定
次に、エクスポートされたデータが保存される場所を指定します。
通常は、エクスポートされたファイルが保存されるフォルダを指定します。
③エクスポートされたファイル名の設定
最後に、エクスポートされたファイルに適切な名前を付けます。
「ファイル名を変更する」アクションを使用して、ファイル名を変更します。
①データベースに情報をインポート:
別のデータベースに情報をインポートするためのアクションを追加します。
エクスポートしたデータをインポートするためのデータベース管理ツールやSQLクエリを使用するアクションを追加します。
インポートするデータの形式や要件に応じて、適切なアクションを選択します。
②インポート元の指定
次に、インポートするデータが保存されている場所を指定します。
通常は、エクスポートされたファイルが保存されているフォルダを指定します。
③インポート処理の設定
最後に、インポート処理の設定を行います。
インポートするデータのマッピングやデータの整合性の確認などが含まれます。
具体的な設定方法は、使用しているデータベース管理ツールやアクションによって異なります。
注意点:データベースのエクスポートやインポートには、データベース管理ツールやSQLクエリが必要です。そのため、事前に対応するツールやクエリを準備しておく必要があります。
11.スケジュールされたタスクの自動化
特定の日時に特定のタスクを自動的に実行しましょう。
毎日午前9時にメールを送信するタスクを自動化することができます。
①Windowsのタスクスケジューラを開く
まずは、Windowsのタスクスケジューラを開きます。これは、スタートメニューから「タスクスケジューラ」を検索して開くことができます。
②新しいタスクの作成
タスクスケジューラを開いたら、「タスクの作成」を選択し、新しいタスクを作成します。
③トリガーの設定
「トリガー」タブで、毎日の特定の時刻(例: 午前9時)を設定します。これにより、指定した時刻にタスクが実行されます。
④アクションの設定
「アクション」タブで、Power Automate Desktopの実行ファイルへのパスを指定します。通常、このパスは “C:\Program Files\Power Automate Desktop\pad.exe” のようになります。
⑤引数の追加
「引数の追加」には、Power Automate Desktopで実行したいフローのパスを指定します。フローが保存されている場所を指定し、実行したいフローの名前を入力します。
①メールの送信アクションの追加
Power Automate Desktopで、毎日午前9時にメールを送信するタスクを作成します。
OutlookやGmailなどのメールクライアントを操作するアクションを使用します。
②メールの設定
メールの作成、送信、受信者や本文の設定などを行います。
メールの送信先や件名、本文、添付ファイルなどを指定します。
これらの手順に従うことで、特定の日時にPower Automate Desktopの実行をスケジュールし、それによって自動的にメールを送信するタスクを作成できます。
12.ファイル名の一括変更
大量のファイルの名前を一括で変更しましょう
写真のファイル名に日付を追加する作業を自動化することができます。
①フォルダ内のファイルを取得するアクションの追加
まずは、変更したいファイルが保存されているフォルダからファイルの一覧を取得するためのアクションを追加します。
これには、「フォルダ内のファイルを取得する」アクションを使用します。
アクションを追加し、対象のフォルダを指定します。
②ファイル名を変更するアクションの追加:
次に、ファイル名を一括で変更するアクションを追加します。
「ファイル名を変更する」アクションを使用します。
アクションを追加し、ファイル名を変更する方法を設定します。
例えば、写真のファイル名に日付を追加する場合、ファイルの作成日時から日付を取得してファイル名に追加します。
③ファイルを移動するアクションの追加
最後に、変更されたファイルを保存します。
「ファイルを移動する」アクションを使用して、変更後のファイルを保存するフォルダを指定します。
これらの手順によって、指定したフォルダからファイルを一覧取得し、ファイル名を変更し、変更後のファイルを保存するフローが作成されます。
13.ファイルの監視と反応
特定のフォルダやファイルの変更を監視して、自動的に反応しましょう。
特定のフォルダに新しいファイルが追加された場合に、自動的にメールで通知することができます。
①ファイルの監視
特定のフォルダやファイルの変更を監視するために、「フォルダ内のファイルを監視する」アクションを追加します。
このアクションを使用して、監視したいフォルダのパスを指定します。これにより、そのフォルダ内での変更が検出されます。
②変更の検出
ファイルの変更を検出するために、条件分岐を追加します。
条件分岐を設定して、ファイルが追加された場合を検出する条件を設定します。これにより、ファイルが新しく追加された場合のみ次のステップに進みます。
③メールの送信
ファイルが追加された場合に自動的にメールで通知するために、「メール送信」アクションを追加します。
このアクションを使用して、通知先のメールアドレスや件名、本文などを設定します。
④通知の設定
通知内容を設定します。ファイルが追加されたことを通知するメッセージを作成し、メールの本文に追加します。
ファイルが追加された際の通知内容をわかりやすく、簡潔に作成します。通知内容は追加されたファイルの情報や追加された日時などが含まれると便利です。
以上の手順で、ファイルの追加を監視して、自動的に通知するPower Automate Desktopのフローを作成できます。
14.Webブラウザの自動操作
Webブラウザを自動的に操作しましょう。たとえば、特定のウェブサイトに自動的にログインして、特定の操作を行うことができます。
①Webブラウザの起動
最初に、Webブラウザを起動するアクションを追加します。使用しているWebブラウザに応じて、適切な起動アクションを選択します(例: Chrome、Firefox、Edgeなど)
②ウェブサイトへの移動とログイン
次に、特定のウェブサイトに移動してログインするアクションを追加します。
WebブラウザでURLを開くアクションを使用して、目的のウェブサイトに移動します。
ログインフォームにユーザー名とパスワードを入力してログインするためのアクションを追加します。
③特定の操作の実行
ログイン後、特定の操作を実行するためのアクションを追加します。これは、Webページ上でのクリック、テキストの入力、ファイルのダウンロードなどです。
操作の種類に応じて、適切なアクションを使用して、目的の操作を自動化します。
④ログアウト
操作が完了したら、必要に応じてログアウトするアクションを追加します。これにより、セッションを安全に終了します。
⑤Webブラウザの終了
最後に、操作が完了したら、Webブラウザを閉じるアクションを追加します。これにより、フローの実行が終了します。
以上の手順で、Power Automate Desktopを使ってWebブラウザ上での自動操作を行うフローを作成できます。
まとめ
仕事で自動化できそうなフローを14個用意してみました。もちろん、そのまま当てはまることはないと思います。こんなことできるんだ、これあったら便利だなというのが思いついたら幸いです。無料でできる自動化、Power Autoate Desktopに挑戦してみましょう。
