Power Automate Desktop(PAD)を使っていて、「Wait(待機)」アクションを入れる場面はよくあります。
でもそこで、こんな疑問が出てきませんか?
- 「Waitって何秒にすればいいの?」
- 「長すぎても遅いし、短すぎると失敗しそう…」
- 「公式には何も書いてないけど、みんなどうしてるの?」
今回は、そんな**「Waitアクションは何秒にすればよいのか?」という永遠のテーマ**に対して、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
目次
そもそも「Wait」アクションとは?
PADの「Wait」アクションは、指定した時間だけ何もせずに待機する処理です。
使いどころはたとえば:
- ページが完全に読み込まれるまで少し待つ
- アプリが開くまで少し時間を置く
- システムの応答が遅いときにクラッシュを避ける
設定できる単位:
- ミリ秒(1000ms = 1秒)
- たとえば「2000」と入力すれば2秒待機します
何秒にすればいいの?
🔽【結論】基本の目安は「1000~3000ミリ秒(1〜3秒)」
実際の現場では、このようなパターンで使い分けることが多いです:
| 状況 | Wait時間(ミリ秒) | 理由 |
|---|---|---|
| 軽いクリックの後 | 500〜1000ms | ページ遷移がない軽微な操作は1秒で十分 |
| ページ読み込み | 2000〜3000ms | 少し重いWebページなら2〜3秒が目安 |
| アプリ起動後の待機 | 3000〜5000ms | ExcelやOutlookなど重めのソフトには余裕を |
| 状態が不安定な時 | 5000ms以上 | 予測不能な動作には長めでカバーすることも |
固定時間よりも“状況依存”で考えるのがベスト
PAD初心者がやりがちな失敗は、「とりあえず全部3秒待てばいいや」という使い方。
でもそれは非効率で、フローが遅くなる原因にもなります。
✅ おすすめの考え方
- まずは短め(1000ms)から始める
- うまく動かなかったら段階的に伸ばす
- 失敗しがちな箇所はあえて長めにして安定性を優先
実践テクニック:Waitと併用したいアクション
① UI要素が出るまで待つ → 「システム待機」と併用
「Waitで3秒待つ」より、「要素が現れるまで待つ」方が賢くて柔軟です。
[Wait] 1000ms(軽く待つ)
↓
[UI要素が存在するまで待機](最大10秒など)
こうすれば、最短時間で次のアクションに進めるようになります。
② テスト中は長め、本番は短め
テスト中は「Wait 5000ms」などで様子を見て、
動作が安定したら本番用に「2000ms」へ調整するのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q1. Waitはゼロでもいいの?
A. 技術的には可能ですが、ほとんどのフローでゼロは非推奨です。
人間の操作速度を再現するためにも、最低100〜500ms程度は設定しましょう。
Q2. 長くしすぎると問題ありますか?
A. 動作自体に問題はありませんが、フロー全体の処理時間が無駄に長くなりがちです。
とくにループ処理で毎回5秒Waitがあると、大きな差になります。
Q3. 他の待機方法とどう違うの?
A. 「Wait」はただ時間で待つだけですが、「システム待機」や「ファイルの存在を待つ」などは条件が揃った時点で即進むという利点があります。
→ できるだけ「Wait」より条件待ちアクションの活用をおすすめします。
