Power Automate Desktop(PAD)を使って自動化フローを作成したら、それをスケジュール実行したいと思うことはありませんか?Windowsのタスクスケジューラーを利用すれば、特定の時間や頻度で自動的にフローを実行できます。
今回は、タスクスケジューラーを使ってPower Automate Desktopのフローを定期的に実行する方法を、初心者向けに詳しく解説します。
1. Power Automate Desktopでフローを作成する
まずは、Power Automate Desktopでシンプルなフローを作成します。
手順
- Power Automate Desktopを開く
- 新しいフローを作成
- 「新しいフロー」をクリック
- フロー名を入力(例:「Open Website」)
- 「作成」をクリック
- アクションを追加
- 「アクション」パネルから「新しいMicrosoft Edgeを起動」をドラッグ&ドロップ
- URLを入力(例:「https://anasyensen.org」)
- フローを保存
- 「保存」をクリック
- 「閉じる」をクリック
これで、Microsoft Edgeを開いて特定のURLにアクセスするフローが完成しました。
2. フローの外部実行を許可する設定変更
タスクスケジューラーからフローを実行するには、Power Automate Desktopの設定を変更する必要があります。
手順
- Power Automate Desktopの「設定」を開く
- 「外部からフローを呼び出す際に確認ダイアログを表示する」のチェックを外す
- これを無効にしないと、スケジュール実行時に確認メッセージが表示され、自動化が失敗する可能性があります。
- 「保存」をクリック
3. フローの実行URLを取得する
タスクスケジューラーでフローを実行するには、フローの実行URLが必要です。
手順
- Power Automate Desktopで「マイフロー」を開く
- 作成したフローの「…(三点メニュー)」をクリック
- 「プロパティ」を開く
- 「実行URL」をコピー
これで、フローを外部から実行するためのURLを取得できました。
4. タスクスケジューラーでフローをスケジュール実行する
次に、Windowsのタスクスケジューラーを使って、フローを定期的に実行するように設定します。
手順
- Windowsの「スタートメニュー」を開く
- 「タスクスケジューラー」と入力し、開く
- 「タスクスケジューラーライブラリ」を展開
- 「新しいフォルダー」を作成
- 例:「Power Automate Desktop」
- これにより、PAD関連のタスクを整理しやすくなります。
- 「基本タスクの作成」をクリック
- タスク名を入力(例:「Run Open Website」)
- 「次へ」をクリック
- トリガー(実行タイミング)を設定
- 「毎日」を選択
- 開始日時と時間を指定(例:明日 8:00 AM)
- 「次へ」をクリック
- 操作(実行するアクション)を設定
- 「プログラムの開始」を選択
- 「次へ」をクリック
- Power Automate Desktopの実行ファイルを指定
- 「参照」をクリック
- 以下のパスを開く
C:\Program Files\Power Automate Desktop\ - 「PAD.Console.Host.exe」を選択
- 「開く」をクリック
- フローの実行URLを引数として追加
- 「追加の引数」に コピーした実行URLを貼り付ける
- 「次へ」をクリック
- 「完了」をクリック
5. スケジュール実行をテストする
作成したタスクが正しく動作するか、手動でテストしましょう。
手順
- タスクスケジューラーで作成したタスクを選択
- 「実行」をクリック
- Microsoft Edgeが開いて、指定したURLが表示されることを確認
問題なく動作すれば、スケジュール通りにフローが実行されるようになります。
よくある質問(FAQ)
Q1. タスクスケジューラーがフローを実行しません。どうすればいいですか?
A. 以下の点を確認してください:
- 実行URLが正しくコピーされているか
- Power Automate Desktopの設定で「外部実行の確認ダイアログ」を無効にしているか
- タスクスケジューラーの「トリガー」の日時設定が正しいか
- Power Automate Desktopがインストールされているか
Q2. フローを1時間ごとに実行するには?
A. タスクの「トリガー」設定を変更します。
- 「タスクのプロパティ」→「トリガー」→「編集」
- 「繰り返し間隔」を「1時間」に設定
Q3. Power Automate Desktopが開くだけで、フローが実行されません。
A. 追加の引数に実行URLを指定しているか確認してください。Ctrl + V でURLを貼り付けていることを確認し、正しいかどうか再チェックしましょう。
まとめ
タスクスケジューラーを使えば、Power Automate Desktopのフローを好きな時間に自動実行できます。
特に「毎朝決まった時間にウェブサイトを開く」「定期的にデータを取得する」などの用途で便利です。
まずはシンプルなフローで試してみて、応用的なフローにチャレンジしてみましょう!
