デスクトップアプリの操作が複雑で困った経験はありませんか?この記事では、Power Automate Desktopを使って複雑なデスクトップ操作を自動化し、さらにChatGPTを活用して自然言語による指示を解釈し、自動でタスクを実行する方法を解説します。初心者でも簡単に実践できるよう、各アクションの手順や入力方法を丁寧に説明します。
目次
活用のポイント
- 複雑な手順を自動化することで業務の効率を大幅に向上。
- ChatGPTを通じて自然言語で指示を出すだけで操作が完了。
- 新入社員や操作が苦手な人の業務支援に最適。
ステップ1: デスクトップアプリ操作を自動化
まずは、Power Automate Desktopを使ってデスクトップアプリの操作を自動化するフローを作成します。
① フローを作成する
- Power Automate Desktopを起動します。
- 「+ 新しいフロー」をクリックし、フロー名(例: 「アプリ操作自動化フロー」)を入力して「作成」をクリックします。
② アプリケーションを起動する
自動化の対象となるデスクトップアプリを起動する設定を追加します。
手順
- 「アプリケーションを起動」アクションを追加
- 左側の「アクション」パネルから「アプリケーションを起動」をドラッグ&ドロップします。
- プロパティ設定で以下を入力します:
- アプリケーションパス: 自動化対象のアプリケーションの実行ファイル(例:
C:\Program Files\AppName\App.exe)。 - 必要に応じてコマンドライン引数を追加します。
- アプリケーションパス: 自動化対象のアプリケーションの実行ファイル(例:
- 保存して実行確認
- 「保存」をクリックし、フローを実行してアプリが正しく起動することを確認します。
③ UI要素を登録する
自動化の対象となるボタンや入力フィールドをPower Automate Desktopに認識させるため、UI要素を登録します。
手順
- 「UI要素を追加」ツールを使用
- 上部の「UI要素」タブをクリック。
- 「+ UI要素を追加」を選択し、対象のアプリケーション画面を操作して登録したいボタンやフィールドを選択します。
- 例:
- ログインボタン
- 入力フィールド(ユーザー名、パスワードなど)
- 登録したUI要素を確認
- 正しく認識されるかを確認します(UI要素にカーソルを合わせると、登録した部分がハイライト表示されます)。
④ UI要素に対する操作を設定
登録したUI要素に対して操作(クリックや入力など)を設定します。
手順
- 「UI要素をクリック」アクションを追加
- 左側の「アクション」パネルから「UI要素をクリック」をドラッグ&ドロップします。
- プロパティ設定:
- UI要素: 操作対象のUI要素(例: ログインボタン)。
- 「UI要素にテキストを入力」アクションを追加
- 左側の「アクション」パネルから「UI要素にテキストを入力」をドラッグ&ドロップします。
- プロパティ設定:
- UI要素: 入力対象のUI要素(例: ユーザー名フィールド)。
- 入力するテキスト: 例として「user123」などの文字列を入力。
⑤ 操作の動作確認
フローを保存し、実行して正しく操作が行われることを確認します。
ステップ2: ChatGPTで自然言語指示を解釈
次に、ChatGPTを使って自然言語での指示を解釈し、それに基づいてフローを実行する設定を行います。
① ChatGPTとの連携設定
Power Automate DesktopでChatGPT APIを利用する設定を追加します。
手順
- 「HTTPリクエストを送信」アクションを追加
- 左側の「アクション」パネルから「HTTPリクエストを送信」をドラッグ&ドロップします。
- プロパティ設定
以下を入力してください:- メソッド:
POST - URL:
https://api.openai.com/v1/completions - ヘッダー:
- キー:
Authorization、値:Bearer あなたのAPIキー - キー:
Content-Type、値:application/json
- キー:
- 本文:
{ "model": "gpt-4", "prompt": "以下の指示に基づいて必要な操作を判断してください:\n\n[ユーザーからの指示]", "max_tokens": 200 }※[ユーザーからの指示]の部分にはユーザーから入力された自然言語の指示を挿入します。
- メソッド:
- レスポンスを保存
ChatGPTから返された内容を変数(例:ChatGPTResponse)に保存します。
② ユーザー入力を取得
ユーザーから自然言語の指示を受け取る設定を追加します。
手順
- 「入力ダイアログを表示」アクションを追加
- 左側の「アクション」パネルから「入力ダイアログを表示」をドラッグ&ドロップします。
- プロパティ設定:
- メッセージ: 「操作したい内容を入力してください」と記載。
- 入力内容を変数に保存: 例として
UserInstruction変数に保存します。
- ChatGPTに指示を送信
UserInstruction変数の内容を先ほどのChatGPTのリクエスト本文に挿入する設定を行います。
③ ChatGPTのレスポンスを解釈して操作
ChatGPTのレスポンスに基づいて、実行すべきフローを選択します。
手順
- 「条件分岐」アクションを追加
- ChatGPTのレスポンス(
ChatGPTResponse)を基に操作内容を判定します。 - 例:
- レスポンスに「ログイン」と含まれる場合 → ログイン処理のフローを実行。
- レスポンスに「データ入力」と含まれる場合 → データ入力のフローを実行。
- ChatGPTのレスポンス(
- 対応するフローを呼び出し
- 条件に応じて必要な操作フローを呼び出す設定を行います(例: サブフローを実行)。
よくある質問 (FAQ)
Q1. ChatGPTが意図した通りの指示を返してくれません。
プロンプト(指示文)の内容を調整してください。たとえば、「具体的な操作内容を詳細に説明してください」といった指示を追加すると、より正確なレスポンスが得られる場合があります。
Q2. 対象アプリケーションが正しく操作できません。
以下を確認してください:
- UI要素の登録: UI要素が正しく認識されているか確認。
- 待機時間の調整: アプリケーションの読み込みが遅い場合、「待機」アクションを追加して十分な時間を確保してください。
Q3. ChatGPTの利用にコストがかかりますか?
はい、ChatGPTのAPIは利用量に応じた料金が発生します。必要なトークン数を最小限にするため、プロンプトを簡潔に工夫することをおすすめします。
