目次
💡この記事でできること
「毎月の売上表を都道府県別に分けて保存しているけど、毎回手動でやるのが大変…」
そんなあなたに朗報です。
この記事では Power Automate Desktop(PAD)を使って、売上集約表を自動で都道府県別のExcelファイルに展開する方法 を、
初心者にもわかるように丁寧に解説します。
最終的には、次のように都道府県ごとのExcelファイルを自動生成できるようになります👇
📁都道府県別売上フォルダ
├ 北海道.xlsx
├ 青森県.xlsx
├ 岩手県.xlsx
├ …
└ 沖縄県.xlsx
1クリックで47都道府県分のファイルが自動生成される快感を、ぜひ体験してください。
🧾 事前準備
🔸用意するもの
- Power Automate Desktop(インストール済みでOK)
- Excelの集約ファイル(例:
売上集約2020.xlsx) - 展開先フォルダ(例:
C:\Users\〇〇\Desktop\都道府県別売上)
集約ファイルの形式は次のようになっていればOKです👇
| 都道府県 | 売上 |
|---|---|
| 北海道 | 125000 |
| 青森県 | 87000 |
| 岩手県 | 54000 |
| … | … |
🪄 フローの作成手順
手順①:Excelファイルを開く
- Power Automate Desktopを起動します。
- 左のアクション一覧から「Excel の起動」をドラッグ&ドロップ。
- 「ドキュメントを開く」を選び、
集約ファイル(例:売上集約2020.xlsx)を指定します。 - 「保存」をクリック。
これで自動処理の対象となるExcelが開けるようになりました。
手順②:ループで行を繰り返し処理する
売上表は4行目から始まっているため、1行ずつ処理するように設定します。
- 「ループ」をドラッグして配置。
- 「開始値」に
4、
「終了値」に50(仮)を入力。 - 「増分」には
1を入力。 - 変数名を「行」に変更しておくと分かりやすいです。
- 「保存」をクリック。
手順③:都道府県名と売上データを読み取る
- 「Excel ワークシートから読み取る」をドラッグ。
- 「先頭列」=
A、
「先頭行」=変数「行」を設定。 - 変数名を「都道府県」に変更。
- 同様にもう1つ「Excel ワークシートから読み取る」を追加。
- 「列」=
B、
「行」=変数「行」。 - 変数名を「売上」に変更。
これで、各行の「都道府県」と「売上」が変数に格納されるようになります。
手順④:新しいExcelファイルを作成して書き込む
- 「Excel の起動」をもう1つドラッグして追加します。
- 「空のドキュメントを作成」を選択。
- 「Excel ワークシートに書き込む」をドラッグ。
- 「列」=
A、
「行」=1、
「値」=変数「都道府県」。 - 次にもう1つ「書き込む」アクションを追加し、
「列」=B、
「行」=1、
「値」=変数「売上」。 - 「保存」をクリック。
手順⑤:ファイル名に都道府県名をつけて保存
- 「ドキュメントを名前を付けて保存」アクションをドラッグ。
- 保存先フォルダを指定(例:
C:\Users\〇〇\Desktop\都道府県別売上)。 - ファイル名の入力欄に次のように入力します:
%保存先フォルダ%\%都道府県%.xlsx
これで、ファイル名に都道府県名が自動で反映されます。
手順⑥:テスト実行で確認する
- 作業フォルダを空にしておきます。
- フローを「実行」。
- 途中でブレークポイントを置くと、進行状況を確認できます。
- フォルダを確認すると、都道府県ごとのファイルが生成されています。
47都道府県すべて処理が終われば、あなたの自動化フローは完成です✨
⚙️ 行数が変わったときの対応方法(応用編)
売上データの行数が毎回変わる場合、ループの終了値を自動化すると便利です。
- 「Excel の最初の空行を取得」アクションをドラッグ。
- Excelインスタンスを指定。
- 変数名を「最初の空行」に変更。
- 「ループ」の終了値に次のように設定します:
%最初の空行 - 1%
これで、データ数が増減しても自動で正しい行まで繰り返してくれます。
💬 よくある質問(FAQ)
Q1. ファイルが保存されません。
→ 保存先フォルダのパスが正しいか確認してください。
特に「\」の抜けやフォルダ名のタイプミスに注意しましょう。
Q2. 都道府県名がファイル名に反映されません。
→ 「%都道府県%.xlsx」のように、変数を%で囲んでいるか確認してください。
Q3. ループが途中で止まります。
→ 「終了値」が実際の最終行より大きすぎると止まります。
「最初の空行を取得」アクションを使うと安全です。
Q4. Excelのデータがずれて書き込まれます。
→ 「Excel ワークシートに書き込む」アクションで
列と行を正しく設定しているか再確認してください。
🚀 実務での活用アイデア
- 店舗別、担当者別、支社別のファイル展開にも応用可能。
- 「メール送信」アクションを組み合わせれば、
自動で担当者に売上データを送る仕組みも作れます。
