✅この記事のゴール
- PAD(Power Automate for Desktop)の概要が一目でわかる
- インストール〜初期設定〜初めてのフロー作成まで、自力でできる
- **ブラウザー操作(起動・クリック・入力)**を自動化できる
- ログイン作業を自動化して、RPAの威力を体感できる
- よくあるつまずきポイントと解決策も事前に把握できる
👉 あとはこの通りに進めるだけ!
以下、STEP 0 → STEP 5 の順に読み進めてください。各ステップには **「やること」と「チェックポイント」**を明記しています。
STEP 0. インストール&初期設定
0-1. まず「もう入っているか」確認しよう
- Windowsキーを押す
- 検索バーに「Power」と入力
- 「Power Automate」が出てきたらクリックして起動
- Microsoft アカウントでサインイン
- 起動できたらそのまま使えます!(インストール不要)
0-2. なければ公式からインストール
- ブラウザーで「Power Automate for Desktop インストール」を検索
- Microsoft公式サイトで
.exeをダウンロード - 起動 → 同意 → インストール
- サインインしたら完了!
✅チェックポイント
- 起動してサインインできれば準備完了
- 会社PCの場合、インストールに「管理者権限」が必要な場合あり
STEP 1. 最初のフロー(Hello, World!)
「PADでは、1つ1つの処理をアクション、全体をフローと呼びます。」
フローを作ってみよう!
- PADを起動 → 左上の「新しいフロー」
- 名前を「HelloWorld」などにして「作成」
- 左メニューから「メッセージを表示」アクションを中央へドラッグ
- メッセージ欄に「Hello, World!」と入力 → 保存
- 左上の再生ボタン▶で実行!
✅チェックポイント
- アクション=処理単位
- フロー=アクションを組み合わせた全体の自動化処理
- 「アクションを中央に置く → 設定 → 実行」が基本の流れ!
STEP 2. Webブラウザーを起動する
2-1. ブラウザー拡張機能のインストール(初回のみ)
- PAD上部メニュー [ツール] → [ブラウザー拡張機能]
- 使用するブラウザー(ChromeまたはEdge)を選ぶ
- 指示に従って「追加」
👉 拡張機能がないと、ボタンやリンクの認識がうまくできません!
2-2. ブラウザー起動のアクション
- アクション一覧 → [ブラウザー自動化]
- 「新しいChromeを起動する」などを中央に配置
- 初期URL:任意のWebサイト(例:https://example.com)
- ウィンドウ状態:最大化(推奨)
✅チェックポイント
- 拡張機能を入れておかないと、クリック操作が不安定に
- 最大化することでレイアウト崩れを防止!
STEP 3. UI要素の基礎(取得 → 操作)
3-1. UI要素とは?
ボタン・リンク・入力欄など、画面の操作対象=UI要素です。
PADでは「そのUI要素を取得して → 操作する」流れが基本です。
3-2. UI要素の取得手順
- 画面右の「UI要素」→「UI要素の追加」
- 対象ページで目的の部品にカーソルを当てる
- 赤枠が出たら【Ctrl + 左クリック】で取得
- 右下の「完了」ボタンで保存
UI要素を見分けやすくするコツ
- サムネイル画像で確認できる
- F2キーで名前変更(例:「ログインボタン」など)
STEP 4. クリック操作(リンク/ボタン)
4-1. リンクをクリックする
- アクション:「Webページのリンクをクリック」
- 設定:先ほど取得したリンクを指定 → 保存 → 実行!
4-2. ボタンをクリックする
- アクション:「Webページのボタンを押します」
- 対象のUI要素を指定 → 保存 → 実行!
✅チェックポイント
- 「リンク」と「ボタン」で使うアクションは別物なので注意!
STEP 5. ログイン作業を自動化してみよう
実践的な自動化:ユーザー名とパスワードを入力してログインボタンを押すフローです。
フロー構成
- STEP2で作成した「ブラウザー起動」アクション
- UI要素を3つ取得(入力欄2つ+ボタン1つ)
- 入力アクションを2つ追加
- ユーザー名欄に:例user
- パスワード欄に:例pass - 「Webページのボタンを押します」でログイン!
安定化のコツ
- 画面最大化:レイアウト崩れを防止
- 待機アクションを入れる(ページ読み込みを待つ)
例:「UI要素が存在するまで待機」
(発展)STEP 6. 実務で役立つテクニック集
- 変数を使って動的に入力内容を変える
- **条件分岐(If)**で入力内容に応じた処理分岐
- **繰り返し処理(For Each)**で複数データを処理
👉 実務では「フロー構築 → 汎用化」が基本ステップです。
よくある質問(Q&A)
Q1. PADは有料?
A. 無料です(Windows 10/11で利用可能)。Microsoftアカウントで利用。
Q2. ChromeとEdge、どちらがオススメ?
A. どちらでもOK。職場の標準に合わせましょう。
Q3. 拡張機能は毎回入れる?
A. 最初の1回だけです。
Q4. 画面レイアウトが変わると動かない…
A. ウィンドウ最大化&UI要素の再取得で安定化。
Q5. 要素が正しく取得できない
A. 赤枠を確認 → Ctrl + クリック → F2で名前変更して管理。
Q6. 入力やクリックが空振りする
A. 「要素が存在するまで待機」などの待機アクションで安定させましょう。
Q7. セキュリティ面は?
A. 社内ルールに従って。不要な共有や平文保存はNG!
Q8. フローの速度が遅いです
A. 不要な待機を削る・UI要素の再利用などで改善。
Q9. 同じ名前のボタンが複数…
A. アンカー(近くの要素)をヒントに使う/名前変更で整理。
Q10. よく止まる/エラーが出る
A. 待機アクションやタイムアウト設定を見直してみてください。
Q11. Excelとの連携は難しい?
A. 実はカンタン。1行ずつ読み込んで、入力欄へ転記するだけ!
Q12. 画像主体のサイトも操作できる?
A. 基本はUI要素操作。できない場合は座標クリックなど代替手段も。
Q13. ノートPCと外部モニターで動きが違う
A. 最大化を共通ルールに。解像度の差が影響します。
Q14. フローがごちゃついてきました…
A. UI要素名の日本語化/コメント/サブフロー分割が有効です。
Q15. どこから学べばいい?
A. 本記事の順に:
「インストール → Hello World → ブラウザー操作 → UI要素取得 → ログイン自動化」
小さな成功体験を積み重ねるのが最短ルート!
