Power Automateを触り始めると、次に必ず出てくるのが「条件分岐」です。
最初は、
「Conditionって何?」
「YesとNoが出てきたけど意味がわからない…」
となりやすいです。
でも実は、条件分岐を理解すると、
- 自動承認
- 上司承認
- メール振り分け
- Teams通知分岐
- SharePoint更新
など、実務レベルの自動化が一気に作れるようになります。
この記事では初心者向けに、
- Conditionとは?
- Yes / No分岐の意味
- 実際の業務例
- 作成手順
- ネスト条件
- 初心者がハマる失敗
まで、かなりわかりやすく解説します。
条件分岐(Condition)とは?
一言でいうと、
「もし○○なら、△△する」
です。
つまりPower Automateに、
- YESならこの処理
- NOなら別の処理
をさせます。
実際のイメージ
例えば会社でこんなルールありますよね。
- 5日以内の休暇申請
→ 自動承認 - 5日以上の休暇申請
→ 上司承認
これがまさに条件分岐です。
Power Automateではどう動く?
Conditionを追加すると、
- Yes
- No
の2つの分岐が表示されます。
つまり、
| 条件結果 | 実行される処理 |
|---|---|
| Yes | Yes側 |
| No | No側 |
になります。
かなりシンプルです。
実務で超よく使う条件分岐
① 承認フロー
- 金額が5万円以上
→ 部長承認 - 5万円未満
→ 自動承認
② メール振り分け
件名に「請求書」が含まれる?
- Yes
→ 経理フォルダ保存 - No
→ 通常処理
③ Teams通知
緊急フラグがON?
- Yes
→ Teams通知+メール - No
→ Teamsのみ
今回作るイメージ
今回は初心者向けに、
「休暇申請フロー」
を例に説明します。
やりたいこと
条件
「休暇日数」が5日より多い?
Yesの場合
→ 上司へ承認メール送信
Noの場合
→ 自動承認メール送信
作成手順を初心者向けに解説
STEP1|自動化されたクラウドフローを作成
「作成」→
「自動化されたクラウドフロー」
を選択。
STEP2|トリガーを設定
今回はSharePointを使います。
選ぶトリガーはこれ。
「項目が作成されたとき」
ここで設定するもの
サイトアドレス
SharePointサイトを選択
リスト名
休暇申請リストを選択
STEP3|Conditionを追加
「+ 新しいステップ」
↓
「Condition」
と検索。
するとYes / Noが表示される
ここで初心者は混乱しやすいです。
でもやることは簡単。
質問を設定するだけ
今回の質問。
「休暇日数 > 5?」
実際の入力方法
左側:
「Total Days(休暇日数)」
を選択
真ん中
「is greater than」
を選択
右側
「5」
を入力
これで完成
つまりPower Automateは、
「休暇日数は5より大きい?」
を判定しています。
STEP4|Yes側を作る
Yesとは、
条件が正しかった
という意味です。
つまり、
「5日より多かった」
です。
ここでやること
上司へメール送信。
追加するアクション:
「メールを送信(V2)」
メール内容例
件名:
「休暇申請の承認依頼」
本文:
- 申請者名
- 開始日
- 終了日
- 理由
など。
STEP5|No側を作る
Noとは、
条件が違った
です。
つまり、
「5日以下だった」
ということ。
ここでやること
自動承認メール送信。
メール例
件名:
「休暇申請が承認されました」
本文:
「あなたの休暇申請は自動承認されました」
ここが超重要|動的コンテンツ
Power Automateでは、
- 名前
- 日付
- 理由
- 日数
などを自動挿入できます。
これを
動的コンテンツ
と呼びます。
例えばこんな感じ
本文
こんにちは
「Employee Name」
さんの休暇申請です。
開始日:
「Start Date」
終了日:
「End Date」
動的コンテンツの正体
初心者向けに超簡単にいうと、
「前のステップから持ってきたデータ」
です。
例えば今回なら、
SharePointに登録された情報を利用しています。
実務ではここが超重要
実際の会社の自動化は、
条件分岐だらけ
です。
例えば、
- 金額
- 部署
- 緊急度
- 日数
- ステータス
などで全部処理を変えます。
ネスト条件(Nested Condition)とは?
これは、
条件の中にさらに条件
を入れることです。
例えばこんなケース
条件①
休暇日数 > 5?
YESだった場合さらに判定
部署 = HR?
YES
→ 自動承認
NO
→ 上司承認
これがネスト条件
Power Automateでは、
Conditionの中にさらにConditionを入れられます。
ただし初心者は注意
条件を増やしすぎると、
- わかりにくい
- エラー調査が大変
- 修正困難
になります。
実務でのおすすめ
初心者はまず、
1〜2個のCondition
だけで十分です。
初心者がよくやる失敗
① Yes / Noに何も入れてない
これはかなり多いです。
Conditionだけ作って、
中身空っぽ。
すると、
「動いたけど何も起きない」
になります。
② 条件を複雑にしすぎる
Conditionの中にCondition、
さらにCondition…
これをやると地獄になります。
③ 比較条件を間違える
例えば、
- greater than
- equals
- contains
を間違えるケース。
最初はかなり多いです。
おすすめ練習方法
初心者はまず、
「YesならTeams通知」
だけ作るのがおすすめ。
かなり理解が深まります。
最初に作るべき練習フロー
おすすめ①
件名に「至急」が含まれる?
→ Teams通知
おすすめ②
申請金額 > 50000?
→ 承認開始
おすすめ③
休暇日数 > 5?
→ 上司通知
まとめではなく次にやるべきこと
次は、
- 動的コンテンツ
- Expressions
- Apply to each
- 承認フロー
を学ぶと、一気に実務レベルへ近づきます。
Conditionを理解すると、
「Power Automateが考えて動いている感覚」
が一気に出てきます。
ここを超えるとかなり面白くなります。
よくある質問(FAQ)
Q. ConditionとSwitchの違いは?
ConditionはYes / No。
Switchは、
- Aの場合
- Bの場合
- Cの場合
のように複数分岐できます。
Q. ネスト条件は何個まで?
技術的にはかなり作れます。
ただ実務では、
2〜3段階程度がおすすめです。
Q. 条件分岐はSharePoint以外でも使える?
使えます。
- Outlook
- Teams
- Forms
- Excel
- Dataverse
など全部使えます。
Q. 条件分岐が動かない原因は?
多いのは、
- 型違い
- 比較ミス
- 空白値
- Yes/No逆
です。
