目次
1. Wave 1(2025)の位置づけ
- 対象期間:2025 年 4 月 〜 9 月
- テーマ:
- Copilot × 生成AIで“フロー作成の敷居をゼロ”に
- Self‑Healing & バージョン管理で“壊れない運用”を実現
- プロセスマップ & ROI 分析で“効果を見える化”
Power Automate 全体が「AI‑First」へ舵を切る大型アップデートです。Microsoft Learn
2. 主要機能を一目で確認(早見表)
| カテゴリ | 新機能(抜粋) | GA 予定* | 効果 |
|---|---|---|---|
| Copilot & 生成AI | 次に入れるべきアクション提案 / 式ビルダーAI / 声でCopilot操作 | 4‑5月 | クリック数を最大70%削減 Microsoft LearnMicrosoft Learn |
| Record with Copilot(画面共有+口述でフロー自動生成) | 6月 | ノーコードでデスクトップフロー作成 Microsoft Learndelaware North America | |
| デスクトップ Flows | Self‑Healing UI & ブラウザー自動補正 | 6月 | UI変更でも自動実行継続 Microsoft Learndelaware North America |
| Shadow DOM 対応 / フロー バージョン管理 / タグ・ダークモード | 4‑6月 | 保守性・整理性が向上 Microsoft Learn | |
| クラウド Flows | プロセスマップ自動生成 | 6月 | 関連フローを1枚図で俯瞰 Microsoft LearnAzure Curve |
| ROI ダッシュボード(時間・コスト削減額を自動計算) | 9月 | 経営層へ効果を即説明 Microsoft Learn | |
| セキュリティ & 管理 | Azure Key Vault 認証 / マシン‐資格情報マッピング / 画面解像度固定 | 4‑6月 | 安全・安定な無人実行 Microsoft Learn |
*GA=General Availability(一般提供)予定月。プレビューは1‑2か月前に公開されるのが通例です。
3. Copilot強化:もう「次に何を置く?」で迷わない
3‑1 “次の一手”をAIが提案
Designer 右パネルに「Recommended step」が常時表示。クリックで即挿入でき、初心者でも迷いません。Microsoft Learn
3‑2 声でCopilot
マイクアイコンを押して「売上ExcelをCSVに変換して保存して」と話すと、フローが自動生成。アクセシビリティ面でも注目されています。Microsoft LearnMrDave’s ( David Yack ) Blog
3‑3 Record with Copilot
画面共有しながら業務を説明→AIがフロー化。手順メモ不要でドキュメント化まで自動で済みます。delaware North America
4. デスクトップフロー:Self‑Healingで「UIが変わって失敗」が激減
| 機能 | 仕組み | うれしいポイント |
|---|---|---|
| Self‑Healing UI | 実行時にAIがセレクターを再計算 | アプリの小変更でも手直し不要 Microsoft Learn |
| Shadow DOM 対応 | SPAやLightning要素を直接取得 | SalesforceなどモダンUIも安定化 Microsoft Learn |
| バージョン管理 | 差分比較・巻き戻しがGUIで可能 | 共同編集やロールバックが簡単 |
| タグ & ダークモード | カラーフラグと暗色テーマ | 多数フローの整理・深夜作業でも快適 |
5. クラウドフロー:作った後の“見える化”が標準装備
5‑1 プロセスマップ自動生成
複数フローの依存関係をBPMN風チャートで表示。手動の図解作成が不要になります。Microsoft LearnAzure Curve
5‑2 ROIダッシュボード
実行ログ×人件費単価で「年間○時間/○円削減」を即算出し、レポートをPDFでエクスポート可能。Microsoft Learn
6. セキュリティ & 運用周りも着実に強化
- Azure Key Vault 連携:資格情報をクラウド一元管理し、ローカルに残さない。Microsoft Learn
- マシン‑資格情報マッピング:複数Botマシンの認証設定を集中管理。
- 画面解像度固定:無人デスクトップフローの“解像度ずれ”を防止。
7. 早期アクセスのやり方(テスト環境推奨)
- Power Platform 管理センター → 環境 → 更新ポリシーで
“2025 Wave 1 Early Access” をオン。 - PAD を v2.60 Preview 以上に更新(Desktop機能検証の場合)。
- 反映まで最大24時間。まずは検証テナントで試すのが安全です。
8. よくある質問(Q&A)
| Q | A |
|---|---|
| Copilotの日本語入力は精度高い? | 主語+動詞+目的語を一文で書くと成功率↑。曖昧ワードは避ける。 |
| Self‑Healingは画像認識にも効く? | 2025/05時点ではUI要素とブラウザー要素のみ対象。画像認識は従来通り。 Microsoft Learn |
| プロセスマップは何本まで表示? | 現行プレビューでは最大50フロー。GAで拡張予定。 |
9. まとめ ― Wave 1で何が変わる?
- 作る:Copilot&音声入力で“手入力レス”
- 守る:Self‑Healing+バージョン管理で“壊れない”
- 測る:プロセスマップ+ROIダッシュボードで“効果を語れる”
まずは Early Accessで小さなフローを試運転→ブログや社内勉強会でノウハウ共有すると、一歩先の自動化ライフを体験できます。
Wave 1の正式リリースを待っているだけではもったいない! 今月中にプレビュー環境を用意して、新機能の“触感”をぜひ味わってみてください。
