Power Automate Desktopアクションで「キー送信」を使いこなすテクニック

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Power Automate Desktop(以下、PAD)は、パソコン上の作業を自動化できる便利なツールです。特に「キー送信」アクションを使えば、キーボードの操作を自動化でき、作業の効率化に役立ちます。この記事では、「キー送信」アクションの基本的な使い方と、実際にどう入力すればいいのかを具体例を交えて説明します。

目次

1. 「キー送信」アクションとは?

「キー送信」アクションは、キーボードの特定のキーやショートカットを送信するためのアクションです。たとえば、「Enter」キーを押す、ショートカットの「Ctrl + C」でコピーする、テキストを自動入力するなど、普段キーボードで行う操作を自動化できます。

主な用途例

  • 特定のキーを押す(例:Enter、Tab)
  • ショートカットキーの送信(例:Ctrl + C、Alt + Tab)
  • テキストを自動入力する(例:「Hello, World!」と入力)

2. 基本的な使い方:具体的な入力方法

それでは、PADでの「キー送信」の設定手順を具体的に見ていきましょう。今回は、「Ctrl + C」でテキストをコピーする操作を例に、具体的なキーの入力方法も詳しく説明します。

2-1. ControlキーとCキーの組み合わせ(Ctrl + C)

まずは、「Ctrl + C」で選択したテキストをコピーする手順を見てみましょう。

  1. 「キー送信」アクションを追加
    • 左側の「アクション」パネルから「キー送信」を選び、フローにドラッグ&ドロップします。
  2. キーの入力方法
    • 「キー」フィールドに、次のように入力します:mathematicaコードをコピーする{Control}C
    • {Control}Cの間にスペースを入れずに続けて書きます。{Control}は「Controlキー」を意味し、その次のCが「Cキー」を指します。これにより、「Ctrl + C」のショートカットが実行されます。
    • 他のショートカットキーの例もいくつか挙げておきます:
      • 「Ctrl + V」で貼り付け:{Control}V
      • 「Ctrl + Shift + N」で新規ウィンドウ(多くのブラウザで有効):{Control}{Shift}N
  3. 実行
    • コピーしたいテキストが選択されている状態で、フローを実行すると、「Ctrl + C」が実行され、テキストがクリップボードにコピーされます。

2-2. Enterキーを送信する

次に、Enterキーを送信する方法です。例えば、テキスト入力後にEnterキーを押して入力を確定する場合などに使います。

  1. 「キー送信」アクションを追加
    • フローに「キー送信」アクションを追加します。
  2. Enterキーの入力方法
    • 「キー」フィールドに次のように入力します:mathematicaコードをコピーする{Enter}
    • これだけで、Enterキーを押す操作が自動で実行されるようになります。
  3. 実行
    • 指定した場所でEnterキーが自動的に送信されるため、入力が確定されます。フォームの送信や、メッセージの送信などで活用できます。

2-3. タブキーを送信する

タブキーを使って次の入力フィールドに移動したい場合にも、「キー送信」を使います。

  1. 「キー送信」アクションを追加
    • 「キー送信」アクションを追加します。
  2. タブキーの入力方法
    • 「キー」フィールドに次のように入力します:mathematicaコードをコピーする{Tab}
    • {Tab}と入力するだけで、タブキーが送信されます。
  3. 実行
    • タブキーが送信され、入力フォーカスが次のフィールドに移動します。フォーム入力などのシーンで便利です。

3. 複雑なショートカットキーの送信

複数の修飾キー(CtrlやShiftなど)を組み合わせたショートカットキーも「キー送信」で設定可能です。たとえば、「Ctrl + Shift + N」のような複雑なショートカットキーを送信する方法を見てみましょう。

複数キーの組み合わせ入力方法

「Ctrl + Shift + N」のように、3つ以上のキーを同時に送信する場合は、以下のように入力します:

mathematicaコードをコピーする{Control}{Shift}N
  • {Control}{Shift}を続けて記述し、その後にNと入力します。
  • キーとキーの間にスペースは不要です。

これにより、複数のキーを組み合わせたショートカットが送信されます。他の例も挙げておきます。

  • 「Ctrl + Alt + Delete」:{Control}{Alt}{Delete}
  • 「Alt + Tab」:{Alt}{Tab}

注意点:「Alt + Tab」など、OSが特別に処理するショートカットは、PAD内での動作に制限がかかる場合があります。特定のアプリケーションの操作で使う場合は、動作の確認をしてからフローに組み込むとよいでしょう。


4. 応用テクニック:変数を使ってテキストを送信する

「キー送信」アクションでは、変数を使って動的にテキストを送信することも可能です。これにより、例えばユーザーごとに異なる名前やIDを自動で入力することができます。

  1. 変数の作成
    • まず、PADで「変数」を作成します。例えば、変数「UserName」に「山田太郎」と設定します。
  2. キー送信アクションで変数を使う
    • 「キー送信」アクションを追加し、「キー」フィールドに次のように入力します:shellコードをコピーする%UserName%
    • %UserName%と入力することで、変数「UserName」に格納されている値(この例では「山田太郎」)がテキストとして送信されます。
  3. 実行
    • フローを実行すると、変数の値がそのまま入力されます。たとえば顧客情報を入力するシステムで、ユーザーごとに名前を自動入力したい場合などに便利です。

5. よくある質問(Q&A)

Q1. 「キー送信」で特定のウィンドウにしかキーが送信されません。どうすればいいですか?

A:指定したウィンドウがアクティブでないと、キー送信が正しく動作しないことがあります。その場合は、「ウィンドウのアクティブ化」アクションを使って対象のウィンドウをアクティブにしましょう。また、アクティブ化後に少し遅延を挟むと、安定性が向上することがあります。

Q2. ショートカットキーが思った通りに動作しません。

A:ショートカットキーが正しく入力されているか確認してください。複数のキーを組み合わせるときには、各キーを波かっこ { } で囲む必要があります。例えば「Ctrl + C」は {Control}C です。また、対象アプリでそのショートカットが有効か確認しましょう。

Q3. 「キー送信」での入力が速すぎてアプリケーションが反応しません。

A:キー送信が速すぎる場合、「遅延」オプションを利用して、キー送信の速度を調整しましょう。フロー内の各アクション間に数秒の遅延を挟むことで、アプリケーションが処理に追いつきやすくなります。

Q4. 変数を使って動的にテキストを入力したいのですが、方法が分かりません。

A:「キー送信」の「キー」フィールドに変数をそのまま入力するだけです。例えば、変数「%OrderID%」がある場合、「キー」フィールドに「%OrderID%」と入力すれば、その変数の内容が自動的に入力されます。顧客名や商品IDなどの異なるデータを入力する際に便利です。

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