Power Automate Desktopで作成したデスクトップフローを、異なる環境間で移動させるには「エクスポート」と「インポート」の機能を活用します。本記事では、開発環境で作成したデスクトップフローをテスト環境や本番環境へ移動する方法を詳しく解説します。
目次
エクスポート/インポートが必要な理由
Power Automateでは、開発したフローを異なる環境へ展開する際にエクスポート/インポートの機能を利用します。これにより、以下のメリットが得られます。
- 開発環境で作成したフローをテスト環境や本番環境に展開できる
- フローの再作成を防ぎ、作業を効率化できる
- 依存リソースもまとめて移動できる
特に、大規模な自動化プロジェクトでは、フローの管理やバージョン管理を適切に行うために、エクスポート/インポートの機能が不可欠です。
【手順1】デスクトップフローをエクスポートする
- Power Automateのポータルを開く
- ブラウザで flow.microsoft.com にアクセスします。
- 「マイフロー」 に移動し、「デスクトップフロー」 を選択します。
- ソリューションを作成する
- 左側のメニューから 「ソリューション」 をクリックします。
- 「新しいソリューション」 を選択し、適当な名前(例:「Deployment_Package」)を付けます。
- 「発行元」 を選択し、「作成」 をクリックします。
- エクスポートするデスクトップフローをソリューションに追加する
- 作成したソリューションを開き、「オブジェクトの追加」 をクリックします。
- 「既存の追加」 → 「自動化」 → 「デスクトップフロー」 を選択します。
- エクスポートしたいデスクトップフロー(例:「LinkedIn_Connection」「Test_Flow」)を選択し、「追加」 をクリックします。
- ソリューションをエクスポートする
- ソリューションの一覧に戻り、エクスポートしたいソリューションを選択します。
- 「エクスポート」 をクリックし、「管理済み」 を選択します(テスト/本番環境向け)。
- 「エクスポート」 をクリックすると、ZIPファイルがダウンロードされます。
【手順2】デスクトップフローをインポートする
- インポート先の環境に切り替える
- flow.microsoft.com にアクセスし、対象の環境(例:テスト環境) に切り替えます。
- ソリューションをインポートする
- 左側のメニューから 「ソリューション」 をクリックし、「インポート」 を選択します。
- 「参照」 をクリックし、先ほどエクスポートしたZIPファイル(例:「Deployment_Package_1_0_0_1.zip」)を選択します。
- 「次へ」 をクリックし、「インポート」 を実行します。
- インポートが完了したことを確認する
- インポートが完了すると、ソリューション一覧に新しいソリューションが追加されます。
- 「マイフロー」 → 「デスクトップフロー」 を開き、エクスポートしたフロー(例:「LinkedIn_Connection」「Test_Flow」)が正しくインポートされているか確認します。
よくある質問(FAQ)
Q1. エクスポートしたフローに依存するリソース(接続情報など)も移行されますか?
A1. はい、エクスポート時にフローの依存リソースも含まれます。ただし、新しい環境で適切な接続情報を再設定する必要がある場合があります。
Q2. インポート時に「管理済み」と「未管理」の選択肢がありますが、どちらを選べばよいですか?
A2. 「管理済み」 はテスト環境や本番環境へ展開する場合に推奨されます。「未管理」 は開発環境間での移行や、ソース管理向けです。
Q3. インポート後にデスクトップフローが見つかりません。どうすればいいですか?
A3. 「マイフロー」 → 「デスクトップフロー」 で対象のフローを探してください。それでも見つからない場合は、インポートが正しく完了しているかソリューションの一覧を確認してください。
Q4. 環境を変更してもエクスポート/インポートのオプションが見つかりません。
A4. デスクトップフローのエクスポート/インポートは、ソリューションを利用する必要があります。「マイフロー」から直接エクスポートはできませんので、「ソリューション」 を活用してください。
