目次
はじめに
Power Automate Desktop(PAD)には非常に多くの便利なアクションが搭載されています。
その中でも、業務でよく使うのが「現在日付を取得してファイル名に使う」シーンです。たとえば、日次の集計ファイルを「集計結果_20240620.xlsx」のように自動で名前をつけて保存したい時に役立ちます。
本記事では、PAD初心者でも実践できるように、現在日付を取得し、スラッシュを除去した形式でファイル名に使う方法をわかりやすく解説します。
ステップ1:Power Automate Desktopを起動し、新しいフローを作成
まずPADを起動し、「新しいフロー」をクリックして任意の名前(例:1.現在日付取得)をつけて作成します。
ステップ2:現在日付を取得する
- アクションパネルの検索バーに「現在」と入力します。
- 「現在の日付を取得する」アクションをドラッグ&ドロップします。
- 「日時」または「日付のみ」の選択ができます。今回は「日時」を選択。
- 「システムタイムゾーン」は「日本標準時」など任意のタイムゾーンを選択。
→ このアクションを実行すると、%CurrentDatetime% という変数に現在日時が格納されます。
ステップ3:メッセージボックスで取得結果を確認
- 「メッセージを表示」アクションを追加します。
- メッセージ欄に
%CurrentDatetime%と入力して、実行すると取得結果(例:2021年3月31日 16:10:33)が表示されます。
ステップ4:日付の一部だけを取り出す
PADでは、変数のプロパティを使って年月日などの一部を抜き出すことができます。
例:
%CurrentDatetime.Year% → 「2021」
%CurrentDatetime.Month% → 「03」
%CurrentDatetime.Day% → 「31」
%CurrentDatetime.DayOfWeek% → 「Wednesday」
ステップ5:ファイル名用に日付を整形する
ファイル名に使うには / や : を含む形式は使えません。そのため、年・月・日を組み合わせてスラッシュなしの形式に整えます。
実装例:
ファイル名 → "集計結果_" & %CurrentDatetime.Year% & %CurrentDatetime.Month% & %CurrentDatetime.Day% & ".xlsx"
これにより、たとえば「集計結果_20210331.xlsx」のようなファイル名が自動で生成できます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 文字列連結がうまくいきません…
→ PADでは & を使って文字列を連結します。変数と文字列の両方を使う場合は、スペースなどに注意してください。
Q2. 月や日が1桁になる場合どうすればいいですか?
→ 「2桁で表示」するには、Text.Formatアクションなどで PadLeft(2, "0") のようなフォーマットを追加すると良いです。
Q3. 時間(例:16時10分)もファイル名に入れたいときは?
→ %CurrentDatetime.Hour% や %CurrentDatetime.Minute% を組み合わせて使用できます。
実務での使いどころ
- 日次レポートのファイル名に日付を入れて保存
- 自動化されたログファイル名にタイムスタンプを追加
- データ取得の履歴保存などに便利
