Power Automate Desktopは、Microsoftが提供するデスクトップ自動化ツールで、業務プロセスの効率化やルーティン作業の自動化に役立ちます。その中で、日付や時間の情報を扱う機会は多くあります。この記事では、Power Automate Desktopで「日付の取得」を行う方法について、初心者向けにわかりやすく解説します。
1. Power Automate Desktopで日付を取得する必要性
日付を取得することは、例えば以下のようなシナリオで役立ちます:
- 日報や月次報告書の自動作成:今日の日付や特定の日付を使ってファイル名を決めたり、データの記録に使ったりします。
- 日時の条件分岐:特定の日付や時間に基づいて、フローの処理を分岐させることができます。
- タイムスタンプの付与:ログファイルや履歴にタイムスタンプを追加し、実行タイミングを記録するのに利用します。
Power Automate Desktopには、これを簡単に行える「日付の取得」アクションが用意されています。
2. 「日付の取得」アクションの基本的な使い方
Power Automate Desktopで日付を取得するには、「日付の取得」アクションを使います。このアクションを使用すると、現在の日付や時間の情報を簡単に取得して、フロー内で活用できます。
ステップ1:Power Automate Desktopを開く
- Power Automate Desktopアプリを起動し、新しいフローを作成します。
- フロー画面に移動したら、左側の「アクション」パネルで「日付の取得」を検索します。
ステップ2:「日付の取得」アクションを追加する
- 「日付の取得」アクションが表示されたら、それをフローにドラッグ&ドロップして追加します。
- 追加した「日付の取得」アクションのプロパティを設定します。設定項目は以下の通りです。
- オプション:取得する日付や時間の種類を選択します。
- 「現在の日時」:現在の日付と時間の両方を取得。
- 「現在の日付」:現在の日付のみを取得(時刻は00:00:00)。
- 「現在の時刻」:現在の時刻のみを取得(年月日は1970年1月1日に設定されます)。
- 保存先変数:取得した日付や時間の値を格納する変数名を指定します。例:「CurrentDateTime」や「TodayDate」など。
- オプション:取得する日付や時間の種類を選択します。
- 設定が完了したら、「保存」をクリックしてアクションを追加します。
ステップ3:取得した日付の利用
「日付の取得」アクションで取得した日付や時刻は、変数として他のアクションで活用できます。たとえば、「メッセージの表示」アクションを使って取得した日付を確認したり、ファイル名の一部に利用したりすることが可能です。
3. 取得した日付をフォーマットする方法
日付を取得しただけでは、そのままでは「yyyy-MM-dd」などの標準フォーマットで表示されます。しかし、特定の形式で日付を表示したい場合は「日時をフォーマット」アクションを使用します。
ステップ1:「日時をフォーマット」アクションを追加する
- 「アクション」パネルから「日時をフォーマット」を検索して、フローに追加します。
- プロパティ画面で以下を設定します:
- 日時:先ほど取得した日付の変数を指定します。
- カスタムフォーマット:希望する日付フォーマットを指定します。例えば、「yyyy/MM/dd」や「MM-dd-yyyy」などの形式が使えます。
- 保存先変数:フォーマット後の日付を格納する新しい変数名を指定します。
- 設定を保存して完了です。
このアクションを使えば、「2024年11月14日」といった日本語形式や「2024/11/14」といった形式に変更できます。
4. よくあるQ&A
Q1. 「日付の取得」アクションで取得した日時は、どうやって別の日付と比較するのですか?
A. Power Automate Desktopには「条件付き分岐」アクションがあります。このアクションを使って、取得した日付や時間を他の日付と比較することができます。例えば、現在の日付が特定の日付よりも前か後かを判定することが可能です。
Q2. 日付のフォーマットを日本語の形式(例:2024年11月14日)にすることはできますか?
A. はい、可能です。「日時をフォーマット」アクションの「カスタムフォーマット」に「yyyy年MM月dd日」と入力すれば、日本語の日付形式で出力できます。
Q3. 日付を1日進めたり、1ヶ月戻したりするにはどうしたらいいですか?
A. 「日時の調整」アクションを使うことで、日付を調整できます。このアクションで「+1日」や「-1ヶ月」といった指定が可能です。これにより、例えば翌日の日付や前月の同日を取得することができます。
Q4. 「現在の日付」と「現在の時刻」を別々に取得する理由はありますか?
A. 場合によっては、日付のみや時刻のみが必要なケースがあります。たとえば、ファイル名に日付だけを使いたい場合や、ログに時刻だけを記録したい場合です。そのため、「現在の日付」と「現在の時刻」を個別に取得できると便利です。
Q5. 他のタイムゾーンの日付を取得することは可能ですか?
A. Power Automate Desktopには、タイムゾーンを変更するための直接的なアクションはありませんが、「日時の調整」アクションを使用して時差分の時間を調整することで、他のタイムゾーンの日時を取得することが可能です。たとえば、日本標準時(JST)からUTCに変換する場合は「-9時間」などと設定します。
