Power Automate Desktopの変数をうまく利用する方法

  • URLをコピーしました!

Power Automate Desktop(以下、PAD)は、自動化のプロセスを効率化する便利なツールです。その中でも、変数は非常に重要な役割を果たします。しかし、初心者の方には「変数って何?」という疑問や「どうやって使えばいいの?」という悩みがあるかもしれません。この記事では、PADにおける変数の基本的な使い方から、ちょっとしたコツまでを初心者向けに解説します。


目次

変数とは?簡単に理解しよう

まず、「変数」という言葉にあまり馴染みのない方のために、簡単に説明します。

変数=情報を一時的に保存する“入れ物”
と考えてください。たとえば、何かの作業の中で「取得したデータを一時的に保存したい」「計算した結果を次の処理で使いたい」といった場合、変数が活躍します。

PADでは、テキスト、数値、日付など、さまざまな種類の情報を変数として保存できます。そして、その変数をフロー内で自由に使うことで、より柔軟な自動化を実現できます。


変数の種類と使い方

PADでは、大きく分けて2種類の変数があります。それぞれの特徴を理解しておくと便利です。

1. フロー変数(既定の変数)

フロー内で自動的に生成される変数です。たとえば、Webからテキストを取得するアクションを使うと、PADが自動的にその結果を変数として保存します。

例: Webページから取得したテキストが%TextFromWebPage%という変数に保存される

特別な設定をしなくても使えるため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。ただし、変数名が自動生成されるため、複雑なフローでは何のデータが入っているのか混乱しがち。そこで次に紹介する「手動で作る変数」の活用が重要になります。


2. カスタム変数(手動で作る変数)

自分で名前をつけて作成する変数です。複雑なフローを作る場合は、こちらを積極的に使うといいでしょう。たとえば、「合計金額」や「現在の日付」といった分かりやすい名前を付ければ、フローの管理がぐっと楽になります。

カスタム変数の作り方

  1. アクションを追加するときに、「出力変数」を設定します。
  2. 自分で分かりやすい名前(例: TotalAmount)を入力します。
  3. その変数をフロー内の別のアクションで再利用します。

初心者向け!変数活用の基本テクニック

ここからは、初心者の方でもすぐに実践できる「変数の使い方」をいくつかご紹介します。


1. 変数の中身を確認する

フローを実行したとき、変数にどんなデータが入っているか確認するのはとても大切です。PADでは、デバッグ実行をすると、変数の中身が「出力」ペインに表示されます。

やり方:

  • フローの作成後、「デバッグ」モードで実行
  • 「出力」タブで変数の中身を確認する

これを習慣化すると、どのタイミングでどんなデータが変数に入っているか把握でき、エラーの原因もすぐに特定できます。


2. 変数を使った分岐処理

たとえば、「取得したデータが特定の値だったらこの処理をする」という条件分岐を作りたい場合、変数が活躍します。

例: テキストが「成功」だったら次のステップへ進む

  1. 「条件分岐」アクションを追加
  2. 条件に「%MyVariable% equals ‘成功’」を設定
  3. 条件が一致した場合と一致しない場合で、それぞれ異なる処理を設定

変数を条件に使うことで、フローをより柔軟にカスタマイズできます。


3. リストやデータテーブルの活用

単なる文字列や数値だけでなく、リスト(配列)やデータテーブルを変数として扱うこともできます。これを使えば、複数のデータを効率的に処理することが可能です。

例: リスト内のデータを1つずつ処理する

  1. 「リストをループ処理する」アクションを追加
  2. ループ内でリストの要素を別の変数に保存
  3. 保存した変数を次の処理で使用する

リストやデータテーブルを使えば、複雑なデータ処理も簡単に行えます。


4. 初期化とクリアを意識する

変数はフロー内でずっと保持されるため、使い終わった変数を「クリア」するのがポイントです。特に同じ変数を何度も使う場合、前回の値が残っていると意図しないエラーが発生する可能性があります。

クリア方法:

  • 「変数を設定」アクションで空の値を設定
    • 例: %MyVariable% に空文字('')を設定する

これを実践するだけで、フローのトラブルが大幅に減少します。


よくあるQ&A

Q1. 変数が正しく動作しません。どうしたらいいですか?

A1. まずは、変数の中身をデバッグモードで確認しましょう。「思ったデータが入っていない」「空のまま」といった場合は、変数に値を渡すアクションや条件が間違っている可能性があります。


Q2. 自動生成される変数とカスタム変数、どちらを使えばいいですか?

A2. 小規模なフローであれば自動生成される変数で十分です。ただし、フローが複雑になってきたら、カスタム変数を使って「自分で管理しやすい名前」を付けることをおすすめします。


Q3. 変数の中身を加工するにはどうすればいいですか?

A3. 「テキスト操作」や「数値操作」アクションを使えば、変数の値を簡単に加工できます。たとえば、テキストの一部を切り出したり、数値を計算したりすることが可能です。


Q4. 変数が多くなりすぎて管理が大変です!

A4. 名前をつけるときに、役割がわかるようにルールを決めましょう。たとえば、「入力データにはInput_」「出力データにはOutput_」のように接頭辞を付けると整理しやすくなります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次