Power Automate DesktopでGoogle Analyticsのデータを自動でレポート化する手順

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Google Analyticsはウェブサイトのトラフィックやユーザー行動を分析するための強力なツールですが、定期的なレポート作成が手間に感じる方も多いのではないでしょうか。そこで登場するのが、MicrosoftのPower Automate Desktopです。これを使えば、Google Analyticsのデータを自動的に取得し、レポート化する作業を自動化できます。本記事では、初心者向けにPower Automate Desktopを使ってGoogle Analyticsのデータを効率よくレポート化する方法をわかりやすく解説します。

1. Google Analytics APIを有効にする

まず、Power Automate DesktopでGoogle Analyticsのデータを取得するために、Google Analytics APIを有効にする必要があります。これは、Google Analyticsのデータにプログラムを通じてアクセスできるようにするための設定です。

  1. Google Cloud Consoleにログインし、新しいプロジェクトを作成します。
  2. 左側のメニューから「APIとサービス」>「ライブラリ」を選択します。
  3. 検索バーに「Google Analytics Reporting API」と入力し、表示されたAPIを選択して「有効にする」をクリックします。
  4. 次に、「認証情報」タブから「認証情報を作成」ボタンをクリックし、「OAuth 2.0 クライアントID」を選択します。
  5. 必要な情報を入力し、クライアントIDとクライアントシークレットを取得します。この2つの情報は、後ほどPower Automate Desktopで使用します。

2. Power Automate Desktopでフローを作成

次に、Power Automate Desktopを使ってGoogle Analytics APIからデータを取得し、それをレポート化するためのフローを作成します。

1. Power Automate Desktopを起動し、新しいフローを作成

  1. Power Automate Desktopを起動し、**「新しいフロー」**をクリックしてフローの名前を入力します。
  2. フローが作成されたら、左側のアクションリストから「HTTP」アクションを選択します。

2. Google Analytics APIにアクセスするためのHTTPリクエストを設定

  1. **「HTTPリクエストを送信」**アクションを追加します。
  2. メソッドは「GET」を選択し、URLにはGoogle Analytics APIエンドポイントを入力します。例えば、https://analyticsreporting.googleapis.com/v4/reports:batchGetです。
  3. 認証情報として、先ほど取得したクライアントIDとクライアントシークレットをOAuth 2.0に基づいて設定します。必要に応じて、アクセストークンを取得するためのフローを事前に設定しておく必要があります。
  4. リクエスト本文に、取得したいGoogle Analyticsデータの内容をJSON形式で記述します。例えば、特定の期間のセッション数やページビューを取得するリクエストを作成します。
jsonコードをコピーする{
  "reportRequests": [
    {
      "viewId": "YOUR_VIEW_ID",
      "dateRanges": [
        {
          "startDate": "30daysAgo",
          "endDate": "today"
        }
      ],
      "metrics": [
        {
          "expression": "ga:sessions"
        },
        {
          "expression": "ga:pageviews"
        }
      ]
    }
  ]
}

3. データの処理とレポート作成

  1. データが取得できたら、次にそのデータを整理し、ExcelやCSVに書き出すための処理を行います。ここでは、Power Automate Desktopの「ファイル」アクションを使用します。
  2. **「ファイルに書き込む」**アクションを使って、取得したデータをCSV形式で保存します。保存場所やファイル名を指定し、必要に応じて列のヘッダーを設定します。
  3. Excelでさらにレポート化したい場合は、Power Automate DesktopのExcel操作アクションを使って、取得したデータをExcelシートに挿入し、グラフや集計表を作成することも可能です。

4. 定期実行の設定

レポート作成を自動化するためには、Power Automate Desktopのフローを定期的に実行させる必要があります。これを実現するには、Power Automateのクラウド版と連携し、スケジュールトリガーを設定します。

  1. Power AutomateのWebポータルにアクセスし、**「新しいフロー」**を作成します。
  2. トリガーとして「スケジュール」を選択し、例えば毎日、毎週など定期的にフローを実行するよう設定します。
  3. 作成したPower Automate Desktopのフローをクラウドフローから呼び出すように設定し、全自動でGoogle Analyticsデータを取得し、レポート化できるようにします。

3. レポートの通知設定

最後に、作成したレポートを自動で関係者に共有するため、メールやTeams通知を設定します。Power Automate Desktopのフローが完了した後、自動的にメールでレポートファイルを送信するか、Teamsチャネルに通知を送るよう設定します。

  1. Power Automateクラウドフローの「アクション」に「メール送信」や「Teamsメッセージを投稿」アクションを追加します。
  2. レポートファイルを添付して、対象のメールアドレスやTeamsチャネルに送信します。

目次

よくある質問

Q1. Google Analytics APIを有効にする際に必要な「OAuth 2.0認証情報」とは何ですか?

OAuth 2.0認証情報は、Google APIにアクセスするための鍵のようなもので、アプリケーションがユーザーの許可を得てGoogleサービスにアクセスするために使用します。クライアントIDとクライアントシークレットを使用してアクセストークンを取得し、そのトークンを使ってAPIリクエストを行います。

Q2. Power Automate DesktopでHTTPリクエストがエラーになる場合、どうすればいいですか?

まず、Google Analytics APIのエンドポイントやリクエスト本文が正しいか確認してください。また、OAuth 2.0のアクセストークンが正しく取得されているか、期限切れではないかも確認が必要です。アクセストークンの取得が難しい場合は、GoogleのAPIドキュメントを参考にして設定を再確認しましょう。

Q3. レポートをExcel形式で出力する方法を教えてください。

Power Automate Desktopの「Excel」アクションを使用すれば、取得したGoogle AnalyticsデータをExcelファイルに直接書き込むことができます。まず「Excelを起動」アクションで新しいExcelファイルを開き、次に「セルに書き込む」アクションでデータを挿入し、必要に応じてフォーマットやグラフを追加します。

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