Power Automate Desktopでは、フローの実行を効率的に制御するための「フローコントロール」が用意されています。この記事では、各コントロールについて「詳細」「使い方」「実例」を交えて詳しく解説します。
1. End
詳細:
Endは、アクションのエラーを処理するブロックの終了点を示します。エラーが発生した際に特定の処理を実行した後、フローを終了させる場合に使用します。
使い方:
- エラーハンドリングブロックを作成します。
- エラー発生時の処理を記述します。
- 処理の終了に
Endを配置します。
実例:
- 操作: ファイルを開く処理中にエラーが発生した場合、エラーメッセージを表示して処理を終了。
- 結果: ファイルが存在しない場合でも、エラーを処理しフローが安全に終了します。
2. コメント
詳細:
コメントは、フロー内にメモや説明を記述するためのアクションです。フローの可読性を高め、チームでの共同作業をスムーズにします。
使い方:
コメントアクションを追加します。- 必要な説明を記述します。
実例:
- コメント内容: 「この部分ではファイルの読み込みを行います」
- 結果: フローの各部分が何をするか簡単に理解できるようになります。
3. サブフローの実行
詳細:
サブフローの実行は、再利用可能なフロー(サブフロー)を呼び出すために使用します。引数を渡すことで、動的に動作するサブフローを作成できます。
使い方:
- サブフローを事前に作成します。
- 呼び出す際に必要な引数を指定します。
実例:
- メインフロー: ユーザーIDを渡してデータベースから情報を取得。
- サブフロー: IDを受け取り、対応する情報を返す。
- 結果: メインフローからの呼び出しに応じて異なるユーザー情報を処理できます。
4. サブフローの終了
詳細:
サブフローの終了は、現在のサブフローを終了し、呼び出し元のフローに戻ります。
使い方:
- サブフロー内の処理の最後に
サブフローの終了を追加します。
実例:
- サブフローの処理内容: 計算結果を返す。
- 結果: メインフローに計算結果を返した後、次の処理を実行します。
5. フローを停止する
詳細:
フローを停止するは、フローの実行を即座に終了させます。意図しない処理を防止する場合に使用します。
使い方:
- 特定の条件を設定します。
- 条件が満たされた場合に
フローを停止するを実行します。
実例:
- 条件: 必要なデータが見つからない。
- 結果: フローを中断し、「データが見つかりませんでした」と表示。
6. ブロックエラー発生時
詳細:
ブロックエラー発生時は、エラーが発生した際に実行する処理を定義するためのアクションです。フロー全体を停止せずにエラーを処理できます。
使い方:
ブロックエラー発生時でエラーハンドリングブロックを作成します。- エラー時に実行する処理を記述します。
実例:
- 操作: ファイルが存在しない場合にエラーメッセージを表示し、処理を続行。
- 結果: エラーを適切に処理し、フローを中断せずに動作させます。
7. ラベル
詳細:
ラベルは、フロー内の特定のポイントに名前を付けて識別するためのアクションです。移動先と組み合わせて使用します。
使い方:
- 任意の場所にラベルを追加します。
- ラベル名を設定します(例:
エラー処理開始)。
実例:
- ラベル名:
エラー処理開始 - 結果: フロー内で特定の処理ブロックを簡単に参照できます。
8. 移動先
詳細:
移動先は、フローを指定したラベルの位置にジャンプさせます。
使い方:
- 移動先となるラベルを設定します。
移動先アクションでラベル名を指定します。
実例:
- ラベル名:
エラー処理開始 - 操作: 条件が満たされた場合に
移動先でラベルにジャンプ。 - 結果: エラーが発生すると、
エラー処理開始ブロックに移動してエラー処理を実行します。
よくある質問
Q1: サブフローを複数のフローで再利用できますか?
A1: はい、メインフロー内でサブフローの実行を呼び出すことで、再利用可能です。
Q2: エラー処理中にフローを続行する方法は?
A2: ブロックエラー発生時とEndを組み合わせることで、エラーを処理しながらフローを続行できます。
Q3: フローを停止するを使うとデータはどうなりますか?
A3: 実行中の処理はすべて停止し、未保存のデータは失われる可能性があります。
