Power Automate Desktopでは、特定のファイルが存在するかどうかを確認し、その結果に応じて処理を分岐することが可能です。この記事では、「ファイルが存在する場合」という条件分岐の設定方法について、具体的な手順を丁寧に解説します。
目次
ファイルの存在確認を条件分岐に組み込む理由
ファイルの存在を確認することで、次のようなシナリオで効率的なフローを作成できます。
- 必要なデータが揃っている場合のみ処理を進める
- ファイルが存在しない場合、別の処理を実行する
- 定期的に生成されるレポートやデータファイルを監視する
これにより、エラーを防ぎ、スムーズな業務オートメーションを実現できます。
必要なアクション一覧
このフローを実現するために使用する主なアクションは次の通りです。
- 「ファイル操作」 > 「ファイルの存在確認」
- 「条件」 > 「条件分岐」
手順解説
以下に具体的な手順を示します。
1. フローの作成
まず、Power Automate Desktopで新しいフローを作成します。
2. 「ファイルの存在確認」アクションを追加
- 左側のアクションパネルから、**「ファイル操作」**を展開します。
- **「ファイルの存在確認」**をドラッグ&ドロップでフローに追加します。
- 設定画面が表示されるので、以下の項目を入力します。
- ファイルパス: 確認したいファイルのパスを入力します。
- 例:
C:\Users\YourName\Documents\report.xlsx
- 例:
- 保存先の変数: デフォルトで
FileExistsという変数が作成されます。この変数に結果(True/False)が格納されます。
- ファイルパス: 確認したいファイルのパスを入力します。
- 入力が完了したら、「保存」をクリックします。
3. 条件分岐を追加
- 左側のアクションパネルから、**「条件」**を展開します。
- **「条件分岐」**をドラッグ&ドロップでフローに追加します。
- 設定画面が表示されたら、以下を設定します。
- 条件:
FileExists変数を選択します。 - 演算子:
等しいを選択します。 - 値:
Trueと入力します。
- 条件:
- 条件を設定すると、条件に合致する場合(True)と合致しない場合(False)の2つの分岐が作成されます。
4. 分岐ごとの処理を設定
Trueの場合(ファイルが存在する場合)の例:
- メッセージボックスを表示して「ファイルが存在します」と通知します。
- 必要な処理を続ける(例: ファイルの読み取りやデータ処理)。
Falseの場合(ファイルが存在しない場合)の例:
- メッセージボックスを表示して「ファイルが存在しません」と通知します。
- エラー処理やリカバリー処理を実行します(例: 新しいファイルを作成する)。
5. フローのテスト
設定が完了したら、フローを実行して、期待通りの動作になるか確認します。テスト時にはファイルの有無を変更して、条件分岐が正しく動作するか確認すると良いでしょう。
よくある質問
Q1: ファイルパスが毎回異なる場合はどうすればいいですか?
ファイルパスが動的に変わる場合は、事前に「変数」を使用してパスを指定できます。たとえば、「現在の日付を取得」アクションで動的な日付を取得し、それを組み込んだパスを生成します。
Q2: 存在しないファイルを作成する方法は?
「ファイル操作」>「テキストファイルを作成」や「Excelファイルを作成」などのアクションを使用して、条件に応じて新しいファイルを自動生成できます。
Q3: フォルダ内の複数ファイルを一括で確認したい場合は?
「フォルダ内のファイルを取得」アクションを使用し、フォルダ内の全ファイルをリストとして取得します。そのリストをループ処理で回しながら、各ファイルの存在を確認するフローを作成できます。
