はじめてでも安心!Power Automate Desktop で Excel を自動化するときに“つまずかない”コツ

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この記事はこんな人におすすめ

  • 「PAD を入れたけど Excel がうまく動かない…」という初心者さん
  • まずはファイルを開いて書き込み、保存して閉じるだけを安定させたい人
目次

1. Excel が止まるのはなぜ?

Excel は「アプリを開く」「ファイルを開く」「閉じる」など、人間がふだん意識していない細かい動きを PAD が全部引き受けます。そのため、

  • すでに Excel が開きっぱなし(=前回の残り)
  • ファイルの場所(パス)が違う
  • 作業が終わっていないのに保存せず閉じてしまう

といった小さなミスでフリーズやエラーが発生しやすくなります。


2. 作業を始める前の準備(チェックリスト)

チェックやることどうやる?
① ファイルの場所を 1 か所で指定手入力ミスを防ぐ例)Set Variable FilePath = "C:\\PAD\\sample.xlsx"
② Excel を全部閉じる残ったプロセスを消すタスク マネージャーで EXCEL.EXE が無いか確認
③ バックアップを取る上書きミスに備えるCopy file で別名コピー

ポイント:ここをサボらないだけで 8 割のトラブルが消えます。


3. 4 ステップの超シンプル自動化フロー

※ フローはすべて変数 %ExcelInst% で Excel を操作します。

手順アクション名主な設定コツ
1Launch Excel– 開くファイル: %FilePath%– インスタンス保存先: %ExcelInst%デバッグ時以外は「画面を表示」は OFF で速くなる
2Read / Writeシートやセルを読んだり書いたりデータが多いなら範囲を絞ると速い
3Save Excel「保存する」を Yesファイル名を変えたい時は Save As を使う
4Close Excel– インスタンス: %ExcelInst%– 閉じるとき保存: Noすでに Step3 で保存したのでここは No
// サンプル疑似コード
Set Variable  FilePath = "C:\PAD\sample.xlsx"
Launch Excel  -> %ExcelInst%
Read from Excel Worksheet
// データを処理 …
Write to Excel Worksheet
Save Excel
Close Excel  (%ExcelInst%, Save=No)

覚え方:「開く → さわる → 保存 → 閉じる」だけ!


4. エラーを減らす 3 つのコツ

  1. Try / Catch で必ず閉じる
    Try に本処理、CatchClose Excel を置くと途中で失敗しても Excel が残りません。
  2. ファイルがあるか先に確認
    IF File.Exists(%FilePath%) THEN … で安全チェック。
  3. 毎回クリーンに開く
    「既存インスタンスを再利用」は慣れるまで OFF にしましょう。

5. よくあるトラブルと解決方法

トラブルよくある原因すぐできる解決策
“Workbook is already opened”前回の Excel が残っているフローの最初に taskkill /im excel.exe /f を入れる
値が空なのに何か入っている読み取り範囲がズレているGet first free row/column で範囲を計算する
日本語パスでエラー文字コード影響一度 C:\Temp にコピーして処理
何も表示されず止まる画面非表示でデバッグ不能一時的に「画面を表示」を ON にする
大量データで落ちるメモリ不足1 万行を超えるなら Power Query など外部ツールを使う

6. Q&A

Q1. 複数ファイルをまとめて処理したいんだけど?

  • A. ループ内で Launch → 処理 → Close を完結させる方法が一番安全です。

Q2. マクロ付きファイル(*.xlsm)でも動く?

  • A. 動きます。Run Excel macro アクションを追加すれば OK。

Q3. 上書きせずに閉じたいときは?

  • A. Save Excel を飛ばし、Close Excel で「保存しない」を選びましょう。

Q4. 日付が数字(シリアル値)で出てくる!

  • A. Convert Excel number to text を使うか、後で書式を変更してください。

Q5. フローが落ちて Excel が開きっぱなし…

  • A. 手動で Excel を閉じ、EXCEL.EXE が残っていないかタスク マネージャーで確認してから再実行しましょう。

7. まとめ

  • 開く → さわる → 保存 → 閉じる の 4 ステップをテンプレに。
  • Excel のインスタンス %ExcelInst% を最後まで使い、最後は必ず閉じる。
  • Try/Catch とファイル存在チェックで失敗しても安心。

まずはこの記事通りにフローを作ってみて、動いたら自分のデータに置き換えてみましょう。これだけで “Excel が止まる” 悩みから解放されますよ!

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