Excelは業務で最もよく使われるアプリケーションの1つです。Power Automate Desktop(PAD)を使えば、Excelのデータ入力や転記を自動化でき、業務の効率化につながります。
本記事では、以下のポイントを初心者向けにわかりやすく解説します!
- Excelの基本操作(ファイルの開閉、データの読み書き)
- Excel間のデータ転記(2つのExcel間でデータをコピー)
- Webフォームへの値入力(ExcelのデータをWebページに自動入力)
目次
1. Excelの基本操作
まずは、PADを使ってExcelを開いたり、データを読み書きしたりする方法を学びましょう。
① Excelファイルを開く
手順
- Power Automate Desktopを開き、新しいフローを作成
- 「Excelの起動」アクションを追加
- 「空のドキュメント」または「既存のドキュメントを開く」を選択
- 既存のファイルを指定する場合は、Excelのファイルパスを入力
- 「保存して実行」
→ Excelが自動で開きます!
② Excelにデータを書き込む
手順
- 「Excelのワークシートに書き込み」アクションを追加
- セル:
A1 - 値:
"こんにちは、PAD!"
- セル:
- 保存して実行
→ ExcelのセルA1に「こんにちは、PAD!」と自動入力されます。
③ Excelからデータを読み取る
手順
- 「Excelワークシートから読み取り」アクションを追加
- セル:
A1 - 変数名:
excelValue
- セル:
- 「メッセージを表示」アクションを追加
- メッセージ:
%excelValue%
- メッセージ:
- 保存して実行
→ A1の値がメッセージボックスに表示されます!
2. Excel間のデータ転記
PADを使えば、Excelのデータを別のExcelにコピーすることが可能です。
① Excelからデータを取得する
- 「Excelの起動」アクションで、転記元のExcelを開く
- 「Excelワークシートから読み取り」アクションを追加
- セル:
A1 - 変数名:
sourceValue
- セル:
- 「Excelを閉じる」アクションを追加
② 別のExcelにデータを入力する
- 「Excelの起動」アクションで、転記先のExcelを開く
- 「Excelのワークシートに書き込み」アクションを追加
- セル:
B1 - 値:
%sourceValue%
- セル:
- 「Excelを閉じる」アクションを追加
- 保存して実行
→ Excel A1のデータが、別のExcelのB1にコピーされます!
💡 ポイント
- **「変数」**を使ってデータを一時的に保存し、別のExcelに書き込むのが重要!
- VBAやPower Queryでも可能ですが、PADならコードを書かずに実装可能
3. Webフォームへの値入力
ExcelのデータをWebフォームに入力することで、業務の自動化をさらにレベルアップできます!
① Excelからデータを取得
- 「Excelの起動」アクションで、データ元のExcelを開く
- 「Excelワークシートから読み取り」アクションを追加
- セル:
A1 - 変数名:
formData
- セル:
② Webブラウザを開く
- 「ブラウザーを起動」アクションを追加
- ChromeまたはEdgeを選択
- URL:
https://example.com/login(例)
③ Webフォームにデータを入力
- 「UI要素の追加」アクションを使用して、フォームの入力欄を指定
- 「UI要素にテキストを入力」アクションを追加
- 入力対象: ログインフォームの「ユーザー名」欄
- 値:
%formData%
- 「UI要素をクリック」アクションで、送信ボタンをクリック
④ 保存して実行
→ Excelのデータが自動でWebフォームに入力され、送信ボタンがクリックされます!
💡 ポイント
- Excelのデータを変数に格納してWebに入力する
- 異なるアプリ(ExcelとWeb)間でのデータ転送ができる
よくある質問(FAQ)
Q1. Excelファイルが開かない場合は?
A:
- Excelファイルが閉じられているか確認
- ファイルパスが正しいかチェック
- 管理者権限でPADを実行
Q2. データ転記がうまくいかない場合は?
A:
- 変数を確認(正しくデータが格納されているか)
- ループ処理を使う(複数のデータを転記する場合)
Q3. Webフォームへの入力がうまくいかない場合は?
A:
- UI要素の選択を見直す(ページの構造が変わるとエラーになることも)
- 「待機」アクションを追加して、ページの読み込みを待つ
