Power Automate Desktopを使っていると、時々フローが途中でエラーになることがありますよね。特に自動化プロセスではエラーの原因を特定するのが重要です。そこで今回は、エラーが発生したときに画面のスクリーンショットを保存し、メールで通知する方法を詳しく解説します。
この記事を読めば、初心者でも迷わずにエラー対応フローを作成できるようになります。一つ一つのアクションについて丁寧に説明していきますので、一緒に進めていきましょう!
フローの全体像
今回実現するフローは次のような流れです:
- フロー実行時にエラーが発生した場合に処理をキャッチ
- エラー発生時に画面のスクリーンショットを保存
- 保存したスクリーンショットを添付し、エラーメッセージとともにメールで通知
これにより、エラー内容をすぐに確認でき、原因特定や修正が簡単になります。
必要なアクション一覧
以下のアクションを使用します:
- 「エラー処理」
- 「スクリーンショットの取得」
- 「画像を保存」
- 「メールを送信 (SMTP)」
これらのアクションについて、一つずつ詳しく手順を解説します。
手順解説
1. エラーをキャッチする設定を追加
まずは、フロー全体に「エラー処理」の仕組みを追加します。
手順
- Power Automate Desktopを開き、作成中のフローの中でエラーが発生する可能性があるアクションを右クリックします。
- 表示されたメニューから「エラー処理を追加」を選択。
- 以下のポップアップが表示されるので、それぞれ入力します:
- 処理が成功した場合 → 「何もしない」またはそのままでOK
- エラーが発生した場合 → 「アクションを実行する」を選択
- これにより、エラー時に特定のアクションを実行する設定ができました。
ポイント
エラー処理を設定することで、エラーが発生した際に「その次のアクション」を制御できます。次は、この制御の中でスクリーンショットを撮影する方法を解説します。
2. スクリーンショットを取得する
エラー発生時にスクリーンショットを取得して保存します。
手順
- エラー処理の「エラーが発生した場合」の部分に戻ります。
- 「新しいアクションを追加」をクリック。
- 検索バーに「スクリーンショット」と入力し、**「スクリーンショットの取得」**アクションを選択します。
- スクリーンショットの設定ポップアップで次のように入力:
- 取得する領域 → 「画面全体」を選択
実行後の確認
この設定で、エラー発生時に画面全体のスクリーンショットを自動的に取得できます。
3. 画像を保存する
取得したスクリーンショットを指定のフォルダに保存します。
手順
- 「スクリーンショットの取得」の後に新しいアクションを追加します。
- 検索バーに「ファイルの保存」と入力し、**「画像を保存」**アクションを選択します。
- 次の設定を入力します:
- 画像の保存元 → 「前のアクションの出力」を選択(スクリーンショット取得結果)
- 保存先フォルダ → 任意のフォルダを選択(例:
C:\エラーキャプチャ) - ファイル名 → 「
Error_{DateTime.Now}.png」のように入力して、日付を含む名前を付けると便利です。
ポイント
ファイル名に日付や時刻を含めることで、いつ撮影された画像かが一目でわかります。
4. メールを送信する
保存した画像をメールに添付し、エラー通知を送信します。
手順
- 新しいアクションを追加します。
- 検索バーに「メール」と入力し、**「メールを送信 (SMTP)」**アクションを選択します。
- 次の項目を入力します:
- SMTPサーバー → 使用しているメールサービスに応じて設定
- Gmailの場合 →
smtp.gmail.com - Outlookの場合 →
smtp.office365.com
- Gmailの場合 →
- ポート → 一般的に「587」を使用
- SSLを使用 → チェックを入れる
- 送信者のメールアドレス → 自分のメールアドレス
- 送信者のパスワード → メールアカウントのパスワード
- 宛先 → 通知を受け取るメールアドレス
- 件名 → 「エラー通知:{フロー名}」
- 本文 → 「エラーが発生しました。詳細は添付の画像をご確認ください。」
- 添付ファイル → 保存したスクリーンショットを指定
- SMTPサーバー → 使用しているメールサービスに応じて設定
実行後の確認
テスト送信を行い、正常にメールが送信されるか確認します。
よくある質問
Q1: 「スクリーンショットが撮影されない」ときはどうすればいいですか?
A: 「スクリーンショットの取得」アクションを実行する際に、ウィンドウが最小化されていると撮影に失敗することがあります。フロー実行中はアクティブな画面が撮影対象になるので、ウィンドウが見える状態にしておきましょう。
Q2: メールが送信されません。「SMTPエラー」と表示されます。
A: メールサーバーの設定が正しいか確認してください。特に、以下をチェックしましょう:
- SMTPサーバー名とポート番号が正しいか
- メールサービス(GmailやOutlook)のセキュリティ設定で「安全性の低いアプリの許可」が有効になっているか
Q3: スクリーンショット保存用のフォルダを指定したのに、画像が保存されません。
A: 保存先フォルダが存在しない場合、エラーが発生します。事前に指定フォルダを手動で作成しておくか、「フォルダを作成」アクションを使って自動生成する設定を追加してください。
