Power Automate for Desktopを使ってブラウザ操作の自動化をしていると、まれに以下のようなエラーが出て、処理が進まないことがあります。
「Webブラウザーに接続できません」
「ブラウザー拡張機能が見つかりません」
「ブラウザーがタイムアウトしました」
これらのエラーは、特に「Webブラウザーの起動」や「Webページへ移動」アクションでよく見られます。この記事では、そういったトラブルに遭遇した場合の対処法をご紹介します。
1. ブラウザの起動に時間がかかってタイムアウトしている場合の対処法
PCのスペックやネットワークの状態、ブラウザの設定によっては、ブラウザの起動に時間がかかることがあります。その際、PADが規定のタイムアウト時間内にブラウザを検知できず、エラーになることがあります。
🔧 対処法:タイムアウト時間を長めに設定する
「Webブラウザーを起動」アクションや「Webページに移動」アクションには、詳細設定で「タイムアウト(秒)」の項目があります。
ここを 30秒〜60秒程度 に変更することで、余裕を持ってブラウザが立ち上がるのを待てるようになります。
設定手順:
- 「Webブラウザーを起動」アクションを選択
- 詳細設定を展開
- 「タイムアウト(秒)」を初期値の10秒 → 30秒以上に変更
2. 拡張機能が正しく動作していない・無効になっている場合
Microsoft Edge や Google Chrome でWeb自動化をする場合、Power Automate 拡張機能が必要です。これが無効になっていたり、バージョンが古かったりすると接続エラーが発生します。
🔧 対処法:拡張機能の確認と再インストール
✅ 拡張機能の状態を確認
- Chromeの場合:
chrome://extensions/ - Edgeの場合:
edge://extensions/
拡張機能「Power Automate」が有効になっているか、バージョンが最新かをチェックしましょう。
🔄 拡張機能を一度削除して再インストール
エラーが頻発する場合は、一度拡張機能を削除し、Microsoftの公式サイトから再インストールしてみてください。
3. ブラウザのキャッシュやセッションの問題
過去のセッションやCookieが影響して、拡張機能とPADがうまく連携できないこともあります。
🔧 対処法:シークレットモード(InPrivate)での起動
「Webブラウザーを起動」アクションのオプションで、シークレットモードで起動を有効にしてみましょう。これにより余計なキャッシュが影響しにくくなります。
4. それでもダメなときのチェックポイント
- Power Automate for Desktopを最新バージョンに更新
- ブラウザ(Chrome/Edge)を最新版にアップデート
- 他の拡張機能と競合していないか確認(特にセキュリティ系)
まとめ
| トラブル内容 | 対処法 |
|---|---|
| ブラウザが起動するのが遅い | タイムアウト時間を延長(30秒〜) |
| 拡張機能が効いていない | 拡張機能の有効化、再インストール |
| 接続エラーが頻発 | シークレットモードで起動する |
| その他の原因不明なエラー | PADとブラウザを最新版に更新 |
ブラウザ接続エラーは、PADのWeb自動化では比較的よくあるトラブルです。今回ご紹介した対処法を試しても解決しない場合は、別のブラウザでの実行を検討するのも手です。
