Power Automate Desktopを導入前に知っておくべきこと

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目次

1. インストール方法とアカウント要件

PADのインストールには2つの方法があります。

インストール方法必要な権限
MSIインストーラー管理者権限が必要
Microsoft Storeからのインストール標準ユーザーでもOK

アカウントについて

PADの利用にはサインインが必須です。アカウントには以下の種類があり、機能制限が異なります。

  • Microsoft アカウント(個人向け)
  • 職場または学校アカウント(Microsoft 365 等)
  • 組織のプレミアムアカウント(有償ライセンス)

2. システム要件と対応OS

PADを使用するための最低スペックは以下の通り。

項目最小要件
CPU2コア以上(アテンド型は4コア推奨)
RAM2GB以上(推奨は4GB)
ストレージ1GB以上(推奨は2GB)
OSWindows 10 / 11、Windows Server 2016/2019/2022
.NET Framework4.7.2以上
GPU加速対応推奨
ARMプロセッサー未サポート

💡 注意!
上記はあくまでPAD自体の必要スペックです。自動化対象のアプリケーションが重ければ、さらに高スペックが必要になります。


3. ホームエディションでは注意!

Windows Homeエディションではクラウドからデスクトップフローをトリガーできないなど、一部機能が制限されます。

エディションクラウドからの実行ローカル実行
Home❌不可✅可能
Pro / Enterprise / Server✅可能✅可能

4. マルチユーザー環境の前提条件

マルチセッション環境(VDIなど)での利用時には、それぞれのユーザーセッションごとに以下のスペックが必要です。

ユーザー数CPURAM
最初のユーザー4コア4GB
追加ユーザーごと+2コア+4GB

各セッションの使用状況は、タスクマネージャーの[ユーザー]タブで確認可能です。


5. VMイメージ利用時の注意点

PADをVMイメージにプリインストールしないことが推奨されています。

理由は、インストール時に生成されるPC固有の情報が複製されてしまうため。不具合の原因になることがあります。

対策

  • ベースイメージにはPADを入れず、展開後に各端末で個別インストール
  • 自動展開にはスクリプトや展開ツールの活用が推奨

6. 使用可能な言語と表示設定

PADの表示言語は、Windows OSの表示言語に連動します。アプリ単体での言語切り替えはできません。

対応言語には日本語、英語、フランス語、中国語(簡体/繁体)、韓国語、スペイン語など、40以上が含まれています。


7. アカウントごとの機能比較(抜粋)

機能Microsoft アカウント職場/学校 アカウントプレミアム アカウント
デスクトップフローの作成
クラウドトリガー実行
スケジュールトリガー
データバース保存
共有・共同編集

8. 主な制限事項(基地の問題)

📌 フローサイズ制限

  • 1つのデスクトップフローの最大サイズは100MB
    ⇒ 超える場合は複数のフローに分割を!

📌 ログ上限

  • 1回の実行で記録できるアクション数は1万件まで
    ⇒ 超過分は実行されるが、ログには記録されません。

📌 バージョン互換性

  • PADには下位互換性がありません
    ⇒ 新しいバージョンで作成したフローは古いバージョンでは動きません!

よくある質問(FAQ)

Q1. Windows HomeでもPADは使えますか?
A. はい、ローカル実行のみ可能ですが、クラウドトリガーは使用できません。

Q2. ログの制限「1万アクション」とは?
A. 1回の実行でログに残るのは最大1万アクションまで。それ以上は記録されませんが、処理自体は続行されます。

Q3. 古いバージョンで作ったフローが動きません
A. 上位互換はありません。常に最新バージョンのPADで作成・実行する必要があります。

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