Power Automate Desktopでカスタムオブジェクトを活用してウェブページ上の特定のボタンをクリックする

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日々の作業の効率化に役立つPower Automate Desktop(以下、PAD)。その機能を最大限活用するために重要なのが「カスタムオブジェクト」の理解です。この記事では、初心者向けに、カスタムオブジェクトを活用してウェブページ上の特定のボタンを自動でクリックする方法を、丁寧に解説します。

カスタムオブジェクトは、ウェブページやアプリケーションの特定の要素(ボタンやテキストボックスなど)を効率的に操作するための強力なツールです。一見、難しそうに聞こえますが、手順をしっかり理解すれば初心者でも使いこなせます。では早速、「カスタムオブジェクトとは何か」を確認した後、具体的な手順を見ていきましょう!


目次

カスタムオブジェクトとは?

カスタムオブジェクトとは、PADが操作する対象(ボタンやテキストフィールドなど)を細かく設定し、より正確かつ安定して動作させるためのカスタマイズ可能なオブジェクトのことです。PADでは、ウェブページやアプリケーション内の要素を認識し操作するために「UI要素」を登録します。このUI要素をさらに細かく設定したものが「カスタムオブジェクト」です。

例えば、ウェブページ上のログインボタンを繰り返しクリックする自動化を作る際、カスタムオブジェクトを利用することで、他のボタンや要素と間違うことなく安定した操作が可能になります。これにより、ウェブサイトの構造が少し変わった場合でもフローが失敗しにくくなります。


手順:ウェブページ上の特定のボタンをクリックするフローを作成

以下は、カスタムオブジェクトを活用して、ウェブページ上の特定のボタンをクリックするフローを作成する手順です。


1. フローの作成を開始

  1. PADを起動し、新しいフローを作成します。
    • フロー名をわかりやすいもの(例:「ログインボタンをクリック」)にしておくと管理が楽です。

2. ウェブページを開く

最初に、操作対象のウェブページを開きます。

  1. 左側の「アクション」パネルから「ウェブ自動化」カテゴリを選択します。
  2. 「ウェブページを開く」をドラッグ&ドロップしてフローに追加します。
  3. アクションの設定画面で、開きたいウェブページのURLを入力します。
    例: https://example.com/login
  4. 「保存」をクリックして設定を完了します。

3. UI要素を登録する

次に、操作対象となるボタンをUI要素として登録します。

  1. 左側の「アクション」パネルから「UI要素のクリック」をドラッグ&ドロップでフローに追加します。
  2. アクションの設定画面が開いたら、「UI要素を追加」をクリックします。
  3. 対象のウェブページが表示された状態で、操作したいボタンにカーソルを合わせます。
    • PADがボタンを認識すると、緑色の枠が表示されます。
  4. 緑色の枠が表示されたら、クリックしてそのUI要素を登録します。
  5. 登録後、UI要素にわかりやすい名前を付けます(例:「ログインボタン」)。

4. カスタムオブジェクトを設定する

登録したUI要素をより正確に認識させるため、カスタムオブジェクトとして設定します。

  1. フロー画面右側の「UI要素」タブを開き、先ほど登録したUI要素(例:「ログインボタン」)を右クリックします。
  2. 表示されるメニューから「プロパティを編集」を選択します。
  3. プロパティ編集画面で以下を確認・設定します:
    • 要素の種類:対象が「ボタン」であることを確認します。
    • 識別方法:XPathやCSSセレクターを使用して、他の要素と混同しないよう設定を最適化します。
    • カスタム名:設定の名前を「ログインボタン」などわかりやすいものに変更します。
  4. 設定が終わったら「OK」をクリックして保存します。

5. ボタンをクリックするフローを作成

登録したカスタムオブジェクトを使って、ボタンをクリックするフローを完成させます。

  1. 「UI要素のクリック」アクションをダブルクリックして設定画面を開きます。
  2. 「UI要素を選択」の項目で、先ほど作成したカスタムオブジェクトを選びます。
  3. 必要に応じて、クリックの種類(シングルクリック、右クリックなど)を設定します。
  4. フローを保存し、画面上部の「実行」ボタンをクリックして動作確認を行います。
    • 正しく動作すれば、対象のボタンが自動的にクリックされます!

6. エラー処理を追加する(オプション)

自動化プロセスがより安定するよう、エラー処理を追加しておきましょう。

  1. 左側の「アクション」パネルから「条件分岐」をフローに追加します。
  2. 条件分岐の設定画面で「UI要素が存在するか」を確認する条件を設定します。
    • 例: 「ログインボタン」が存在する場合 → クリックする
    • 存在しない場合 → メッセージを表示する(例:「ボタンが見つかりません」)。
  3. フロー全体のエラー率が大幅に下がり、実行時に問題が発生しても対応が簡単になります。

よくある質問(FAQ)

Q1. UI要素がうまく認識されません。どうしたらいいですか?

  1. ウェブページやアプリケーションが正しく表示されていることを確認してください。
  2. PADの「UI要素を追加」機能で、別の認識方法(例: CSSセレクターやXPath)を試してみてください。
  3. ウェブページの読み込みが遅い場合、読み込み待ち時間を追加することで解決する場合があります。

Q2. フローが途中でエラーになってしまいます。原因は何ですか?

以下の原因が考えられます:

  • ウェブページのレイアウトが変更されたため、PADがUI要素を正しく認識できない。
  • UI要素の識別方法が適切でない場合、カスタムオブジェクトを再設定してください。
  • ネットワーク接続の不安定さや、ウェブページの読み込みが遅い場合も原因になります。

Q3. 初心者でもカスタムオブジェクトを活用するべきですか?

はい、特にウェブページやアプリケーションの特定要素を頻繁に操作する場合は、カスタムオブジェクトを設定することで、フローの安定性が向上します。最初は設定が難しく感じるかもしれませんが、一度使い方を覚えればその利便性に驚くはずです!

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