AI Builderでメール返信を自動化!Power AutomateでChatGPT風AI返信フローを作る手順

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目次

1. シナリオ概要:AIが問い合わせメールに自動で返信!

社内や顧客からの問い合わせメールに、毎回同じような回答を手打ちしていませんか?
AI Builder と Power Automate を組み合わせると、
AIがメール内容を理解 → 適切な返信文を自動生成 → 自動で返信送信
という流れを簡単に作れます。

実際の業務では「定型問い合わせへの即時返信」「営業メールの下書き作成」などに応用できます。


2. 今回のゴール

AI Builder の 「テキスト生成プロンプト(GPTモデル)」 機能を使って、
Outlook に届いたメールに対して自動的に返信文を生成・送信するフローを作ります。


3. 準備するもの

項目内容
使用環境Power Automate(クラウド版)
メールアカウントOutlook(Microsoft 365)
AI機能AI Builder「プロンプト(Prompt)」
ライセンスPower Automate + AI Builder クレジット利用可能なプラン

4. 実践手順

手順①:AI Builder でプロンプト(AI命令)を作る

  1. Power Automate にサインイン
  2. 左メニューから「AI ハブ」→「プロンプト(Prompt)」をクリック
  3. 「+ 新しいプロンプトを作成」を選択
  4. プロンプト名を「メール返信生成」と入力

プロンプト内容を設定:

入力欄に次のような文章を入れましょう👇

あなたはカスタマーサポート担当者です。
以下のメール本文に対して、丁寧で自然な返信文を作成してください。
敬語を使い、100文字〜150文字でまとめてください。

【メール本文】
{{メール内容}}
  • 「{{メール内容}}」は後でPower Automate側から変数として渡す部分です。
  • 作成後、「保存」→「テスト」で一度動作を確認しておきましょう。

✅ 例文を入力してテストすると、自然な返信文が生成されることを確認できます。


手順②:Power Automate で新しいフローを作成

  1. Power Automate トップ画面で「マイ フロー」→「+新しいフロー」→「自動化されたクラウド フロー」
  2. フロー名を「メール自動返信AIフロー」と入力
  3. トリガーに「Outlook – 新しいメールが届いたとき」を選択

💡 対象フォルダーを「受信トレイ」などに設定しましょう。特定の件名や差出人だけを対象にしてもOKです。


手順③:AI Builder のプロンプトを呼び出す

  1. 「新しいステップ」→「AI Builder」→「プロンプトを実行する」アクションを選択
  2. 「プロンプトを選択」で、先ほど作った「メール返信生成」を選ぶ
  3. 入力パラメータ「メール内容」には、動的コンテンツから「本文(Body)」を選択

✅ これで、受信メールの内容をAIに渡して返信文を自動生成できるようになります。


手順④:AIの生成結果を取得して返信メールを送信

  1. 「新しいステップ」→「Outlook」→「メールを送信」アクションを追加
  2. 宛先(To)には「差出人アドレス(From)」を指定
  3. 件名は「Re: @{triggerOutputs()?[‘body/subject’]}」
  4. 本文には次のように入力👇
AIによる自動返信です。以下の内容をご確認ください。

@{outputs('プロンプトを実行する')?['result']}

---
このメールはAIが自動生成しました。
  1. 保存 → 「テスト実行」をクリックし、実際にメールを送ってみましょう。

手順⑤:動作確認

  1. 自分の別のメールアドレスからテスト用メールを送信
    • 件名:「資料の再送をお願いできますか?」
    • 本文:「先週いただいた提案資料を再送していただけますか?」
  2. 数十秒後、AIが自動生成した返信が届きます👇
AIによる自動返信です。以下の内容をご確認ください。

ご連絡ありがとうございます。先週お送りした提案資料について確認いたしました。
改めて資料を再送いたしますので、今しばらくお待ちくださいませ。

---
このメールはAIが自動生成しました。

🎉 完成です!
これで問い合わせメールへの初動対応をAIに任せられます。


5. よくある失敗と注意点

トラブル原因と解決策
プロンプト実行時にエラーが出る環境がAI Builderに対応していない。Power Platform管理センターでリージョン確認
メールの本文が空になるHTMLメール形式の場合、本文が <body> タグを含むことがある。本文(テキストのみ) を選ぶと安定
AIの返信が長すぎるプロンプト内で「100文字程度で」と制限を明記
同じメールに何度も返信してしまう「件名にRe:が含まれる場合は除外」など条件分岐を設定

6. よくある質問(FAQ)

Q1. 返信メールはAIの内容を手動確認してから送りたいのですが?
A1. 「送信」ではなく「下書き保存」に変更すればOKです。生成された返信文を人が確認してから送信できます。

Q2. ChatGPTのような自然な文章が本当に作れますか?
A2. AI Builderの「プロンプト」機能はMicrosoftの大規模言語モデル(GPT系)を利用しており、非常に自然な日本語が生成されます。

Q3. 社外メールにAI返信しても大丈夫?
A3. 初期段階では社内テストから始めるのが安全です。AI生成文の確認体制を整えてから外部対応に使いましょう。

Q4. 返信内容をチームで共有したい
A4. 「Teamsへ投稿」アクションを追加すれば、AIが作成した返信をチームにも自動共有できます。

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