「AIがPCの中を触る」時代が、ついに“普通の人向け”に降りてきた
チャットAIって、文章を作るのは得意。でも現場で本当に面倒なのは、だいたいこういう作業です。
- ダウンロードフォルダがカオスで探せない
- 画像が散らばっていて、日付でまとめたい
- 動画編集のキャッシュが溜まりすぎて容量が死ぬ
- Excelの売上表にグラフを作るだけで時間が溶ける
- 「フォルダ作って、ファイル移動して、整形して…」の繰り返し
ここに刺さるのが、Anthropic(Claudeの会社)が公開した Claude Desktopの新機能「Cowork」。
一言でいうと、
Claudeに“特定フォルダだけ”の作業権限を渡して、PC作業を自然言語で依頼できる機能
です。
しかも「研究プレビュー」として提供が始まったばかりで、いま最も熱い“実務型AIエージェント”の一つです。
この記事では、あなたが貼ってくれた動画内容に沿って、実務で再現できる形にまとめ直します。
- Coworkで何ができる?(具体例)
- 初心者が最初にやる設定
- フォルダ整理(リネーム/年月フォルダ分け)
- キャッシュだけ隔離(安全に削除する)
- Webサイト一式をフォルダごと作る
- Excelを開いてグラフまで作らせる
- 失敗しない“安全ルール”(ここ超重要)
WordPressにそのまま貼れます。
Coworkとは?普通のチャットと何が違うの?
Claudeの通常チャットは「テキストのやり取り」が中心です。
一方Coworkは、あなたが選んだフォルダの中で、Claudeが実際にファイルを作ったり動かしたりできるのが最大の違いです。
例えば公式でも、こんな用途が挙げられています。
- ダウンロードフォルダを分類・整理
- スクリーンショットの束からスプレッドシート作成
- 散らかったメモからレポート下書き作成
つまり、“生成”だけじゃなく“実行”までやる。
ここが「ただのチャットボット」から一段上がったポイントです。
まず知っておきたい提供状況:今、誰が使えるの?
現時点では、Coworkは研究プレビューとして提供されており、
- Claude Desktop(macOSアプリ)
- Claude Max加入者
が対象、という報道・解説が複数出ています。
動画内でも「MacでMaxプランだから使えてそう」「Windowsはまだかも」という話が出ていますが、外部情報でも同様の状況が語られています。
使い方の基本:最初にやることは「作業フォルダを選ぶ」だけ
Coworkは、いきなりPC全体を触るわけではありません。
基本はこの流れです。
- Claude Desktopを開く
- Coworkタブを開く
- **Work in a folder(フォルダで作業)**を選ぶ
- 作業させたいフォルダを指定(許可)
- 自然文で指示する
重要なのは「フォルダを限定する」こと。
この設計が安全の土台になっています。
実務で使える!動画の検証を“再現レシピ”にする
ここからは、動画の流れを「真似できる手順」に落とします。
コピペ用プロンプトも付けます。
① 画像を“作成日”でリネームする(地味に神)
できること
- フォルダ内の画像の「作成日」を読み取る
- ファイル名の先頭に
YYYY-MM-DD_みたいに日付を付けて一括リネーム - 結果、検索が爆速になる(「2024-09」でその日の素材が出る)
失敗しないプロンプト例(コピペOK)
このフォルダ内の画像ファイルについて、作成日(撮影日)が分かるものはその日付を取得し、
ファイル名の先頭に YYYY-MM-DD_ を付ける形で一括リネームしてください。
元の名前は残し、日付+元名の形式にしてください。
コツ
- いきなり大量の本番素材に使わず、まず「テストフォルダ」で試す
- ルールを明確に書く(YYYY-MM-DD、アンダースコア、元名保持)
② 年月フォルダを自動作成して、画像を自動仕分けする
できること
2024/09のようなフォルダ構造を自動で作る- 画像を撮影月ごとに振り分ける
- 素材整理の“終わりのない地獄”が終わる
プロンプト例
このフォルダ内の画像を、撮影日(作成日)に基づいて
「年」→「月」のフォルダを自動作成して振り分けてください。
例:2024/09 のように整理し、該当する画像をそのフォルダへ移動してください。
コツ
- 「移動」か「コピー」かを明記すると事故が減ります
(不安なら最初はコピーを推奨)
③ キャッシュだけ隔離して“一時削除フォルダ”にまとめる(安全運用の模範解答)
動画のやり方が上手いのはここです。
いきなり削除は危険なので、まず隔離が正解。
できること
.cfaや.pekなど特定拡張子のファイルを選別- 「一時削除」フォルダを作ってそこへ移動
- フォルダ内がスッキリ
- 最終削除は人間が確認してから
プロンプト例(かなり安全)
このフォルダ内から、拡張子が .cfa または .pek のファイルをすべて探し、
新しく「_一時削除」フォルダを作成して、その中へ移動してください。
削除はしないでください(移動のみ)。
また「Media Cache」などキャッシュ関連フォルダがあれば同様に「_一時削除」へ移動してください。
コツ
- 「削除しない(移動のみ)」を必ず書く
- “キャッシュっぽい名前のフォルダ”も対象にするなら条件を追加
- うっかり必要ファイルを巻き込まないよう、拡張子指定は具体的に
④ 何もないフォルダから、Webサイト一式を作らせる(ローカル制作アシスタント)
できること
- フォルダを選ぶ
- その中に
index.html/style.css/assets/みたいな構成を作成 - シンプルなプロフィールサイト・ポートフォリオサイトを生成
- 画像も集めて配置…など(※許可や方法に注意)
Coworkは「フォルダの中に成果物を置ける」ので、
Web制作の“ひな形作り”に強いです。
プロンプト例(名刺サイト向け)
このフォルダ内に、名刺代わりに使えるシンプルなプロフィールサイトを作成してください。
構成は1ページで、スクロールは少なめ。必要なファイルはフォルダ分けして作ってください。
例:index.html / css/style.css / img/ など。
デザインはミニマルで見やすく、スマホでも崩れないようにしてください。
コツ
- 「1ページ」「スクロール少なめ」など制約を書くと仕上がりが安定
- ファイル構成を指定すると、後で修正しやすい
- 画像の扱いは権利に注意(自分の写真ならOKでも、Webから拾うのは慎重に)
⑤ Excelを開いて、最適なグラフを作らせる(ここ実務インパクト大)
動画では、売上データのExcelを開かせて
ビジュアライゼーション(グラフ)を作らせる検証をしています。
これが通ると何が嬉しいか。
- 毎回「どのグラフが良い?」で迷う時間が消える
- 見栄えのいいグラフをまず出させて、最後だけ人間が整える
- 報告資料が爆速になる
プロンプト例
このフォルダ内のExcelファイルを開き、データ内容を確認してください。
目的は「売上の傾向が一目でわかる」可視化です。
最適なグラフを作成し、見やすい位置に配置してください。
可能なら、月別推移とカテゴリ別比較が分かるように複数のグラフを提案・作成してください。
コツ
- “目的”を書く(傾向、比較、異常検知、構成比など)
- “複数案”を許可する(1発で完璧を狙うより強い)
ここ超重要:Coworkを安全に使うための「5つの鉄則」
Coworkは便利ですが、「ファイルを動かせる」=事故も起きうる、です。
実際に、誤操作やプロンプトインジェクション等の注意喚起も報じられています。
初心者は、まずこれだけ守ってください。
鉄則1:作業フォルダは“専用の1つ”に隔離する
いきなりDownloads全体、デスクトップ全体はやめる。
まず「Cowork_作業場」フォルダを作ってそこにコピーして試す。
鉄則2:「削除」ではなく「移動→確認→削除」
動画の一時削除方式がベストプラクティスです。
鉄則3:命令は“ルール付き”で書く
- 何を対象にするか(拡張子、ファイル種別、期間)
- 何をするか(移動、コピー、リネーム)
- 何をしないか(削除しない、上書きしない)
鉄則4:成果物のサマリーを必ず出させる
最後にこう聞くクセを付けると、確認が楽になります。
今行った作業の内容を、変更点の一覧としてまとめてください。
(作成したフォルダ、移動したファイル数、リネームしたファイル数など)
鉄則5:最初は“小さく試す”
10ファイルでOK → うまくいけば100 → 最後に本番、が安全。
まとめ:Coworkは「雑務をAIに渡す」ための、現場向けの第一歩
Coworkの凄さは、派手なデモじゃなくて 日々の雑務に刺さるところです。
- 散らかったフォルダ整理
- 画像の一括リネームと年月仕分け
- キャッシュ隔離で容量回復
- ローカルにWebサイト一式生成
- Excelにグラフ生成まで実行
これらが“自然文で”動くようになると、
人間は「作業」ではなく 判断と改善に時間を使えるようになります。
そして最後にもう一度。
Coworkは便利。だからこそ、
フォルダを限定して、削除は隔離して、ルールを書いて使う
これだけは守ってください。
