Power Automate DesktopでChromeログインが毎回切れる問題を完全解決!ブラウザを開きっぱなしで使う具体手順

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💡はじめに

Power Automate Desktop(PAD)を使って自動化を進めていると、
「毎回ブラウザを開くたびにログインが必要になる…」
「フローを動かすたびに『ログイン失敗』が出て止まってしまう…」
と悩む方が非常に多いです。

この記事では、Chromeブラウザのログイン状態を保持したまま、ブラウザを閉じずに複数のフローを安定的に動かす方法を、具体的な設定手順つきでわかりやすく解説します。


🧩 目的

  • Chromeのログイン状態(Cookieやセッション)を保持したい
  • 毎回ブラウザを閉じたくない
  • 複数のPADフローで同じブラウザを再利用したい

🔧 手順① Chromeのユーザープロファイルを確認する

まず、あなたが普段使っているChromeプロファイル(ログイン情報や設定が保存されているフォルダ)を確認します。

✅ 操作手順

  1. Chromeを普通に起動します。
  2. アドレスバーに次のURLを入力してEnter: chrome://version/
  3. 表示されたページの中にある
     「プロファイル パス(Profile Path)」を探します。

例:

C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default

この「Default」または「Profile 1」などの部分が、あなたのChromeプロファイルです。


🧱 手順② Chromeの実行ファイル(chrome.exe)の場所を確認

次に、Chrome本体の実行ファイルを確認します。

通常は以下のどちらかにあります👇

  • C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe
  • C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe

エクスプローラーで確認して、存在しているほうを使います。


⚙️ 手順③ Power Automate DesktopでChromeを「プロファイル付き」で起動する

ここがポイントです。
PADの「アプリケーションの実行」アクションで、Chromeを以下のパラメータ付きで起動します。

✅ 設定例

項目入力内容
アプリケーションのパスC:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe
パラメータ--remote-debugging-port=9222 --user-data-dir="C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Google\Chrome\User Data"
作業ディレクトリ(空欄でOK)
アプリケーションを待機✅ チェック(3〜5秒程度)

💡ポイント
「–user-data-dir=」で指定したフォルダをPADが使うため、普段のChromeとまったく同じログイン状態・Cookieが維持されます。
「–remote-debugging-port=9222」はPADから制御するための接続ポートです。


🌐 手順④ 開いているChromeに接続する

Chromeを閉じずに使いたい場合は、「既に開いているブラウザに接続」アクションを使います。

✅ 操作手順

  1. 上記の方法でChromeを一度起動し、ログインしたままにします。
  2. Power Automate Desktopで新しいフローを開きます。
  3. アクションを検索 → 「既に開いているChromeインスタンスに接続」を選択。
  4. URLまたはウィンドウタイトルを指定して接続します。

これで、Chromeを閉じずに複数フローを連続実行できます。


🧠 手順⑤ 毎日使う運用モデル(おすすめ構成)

シナリオ操作内容
朝一回だけブラウザを手動で起動プロファイル付きで起動してログインしておく
各フローで「既に開いているブラウザに接続」から開始
セッションが切れた場合1回だけ再ログインして維持する

これで、ログイン状態を維持したまま、安定的に自動化が可能になります。


⚠️ よくあるトラブルと対策

エラー内容対処法
「ブラウザーに接続できません」Chromeが--remote-debugging-port=9222付きで起動されていない可能性。再起動してください。
「拡張機能が見つかりません」Chrome拡張機能「Power Automate for Desktop」が無効になっている。再インストール+再起動を。
「ログイン失敗」サイト側が自動化アクセスを拒否している場合(GoogleやLINEなど)。EdgeやFirefoxに切り替えを検討。
ブラウザが英語になった/初期化されたUser Dataフォルダ指定が間違っている。必ず「Default」や「Profile 1」まで正確に指定する。

💬 よくある質問(FAQ)

Q1. Chromeを閉じると次回も同じ状態で開けますか?
A. はい。ただし、再度--user-data-dirを指定して開くことが条件です。これを忘れると新しいプロファイルで起動され、ログインが切れます。

Q2. 既に開いているChromeをPADから認識しません。
A. --remote-debugging-port=9222を指定していないChromeにはPADは接続できません。起動オプションを必ず付けてください。

Q3. 複数のChromeを同時に制御できますか?
A. 可能です。ただし、各インスタンスに別ポート(例:9222, 9223)を指定する必要があります。

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