AIを使って「もっと効率的に仕事を進めたい!」と思っても、
「指示通りの結果が出ない」「修正ばかりで逆に時間がかかる」と感じたことはありませんか?
実はその原因の多くは プロンプト(AIへの指示文)の書き方 にあります。
この記事では、AI戦略の専門家・樋口さんの解説をもとに、仕事で使えるプロンプトの書き方のコツ をわかりやすくまとめます。
プロンプトって何?難しいものじゃない
「プロンプト」と聞くと、なんだか特殊な呪文のように思えますよね。
でも実際は、AIへの指示文 のこと。
かつてはエンジニアだけがプログラミングで命令を与えていましたが、今では誰でも自然な日本語でAIに指示を出せるようになりました。
つまり、最初は 会話をするように自然な言葉で書けばOK。
黒魔術のような複雑な書き方は必要ありません。
プロンプトにこだわるべき時・こだわらなくてもいい時
こだわらなくてもいいシーン
- Google検索の代わりに使うとき
- 自分の考えを整理する「壁打ち」に使うとき
→ この場合は、雑に投げてもAIが補ってくれます。
こだわるべきシーン
- 調査を依頼したいとき
- 資料を一発で完成させたいとき
これらの場合は、前提条件や制約を明確にしておかないと、修正が増えて時間が無駄になります。
プロンプトを書くときの基本構成
樋口さんは、次のような構造でプロンプトを書くのが効果的だと解説しています。
1. 役割を与える
AIに「誰として動いて欲しいか」を明確に伝えます。
例:
あなたは営業部門の事業責任者です。役員会議で成績を報告する責任があります。
2. 背景を伝える
なぜこの資料や調査が必要なのかを説明します。
例:
今月の成績を役員に伝えるため、5分以内で伝わる資料を作りたい。
3. 指示を明確に書く
アウトプットの形式・レイアウト・分量をできるだけ具体的に。
例:
添付の業績ファイルを参照し、16:9のスライド形式で1枚のHTML資料を作成してください。
4. ポイントを添える
特に重視してほしい条件を強調。
例:
- 数字は半角で記載すること
- 情報はMECE(漏れなくダブりなく)整理すること
5. 補足を加える
柔らかい言葉でニュアンスを伝えると精度が上がります。
例:
色はコーポレートカラーの緑を使用してください。ただし文字が見やすいように薄めの色合いだと嬉しいです。
実際の出力例とポイント
同じプロンプトをChatGPTとClaudeに与えたところ、両者でアウトプットに差が出ました。
- ChatGPT(GPT-5)
→ 構造は守られていたが、ややシンプルで情報が不足気味。 - Claude(Opus 4.1)
→ レイアウトや内容がより洗練され、実務にすぐ使えるレベル。
👉 ポイントはプロンプトだけでなく、用途に応じたAIサービスを選ぶこと。
プロンプト作成のコツ(まとめ)
- 日常的な検索や会話 → こだわらなくていい
- 調査や資料作成など成果物が重要なとき → しっかり構造化する
- 役割・背景・指示・ポイント・補足 の5ステップで書く
- 数字や時間など「具体的な条件」を必ず伝える
- 否定形よりも肯定形(ポジティブプロンプト)で書くと伝わりやすい
よくある質問(FAQ)
Q1. プロンプトは必ずMarkdown記法で書いた方がいいですか?
→ 必須ではありません。ただし「#(見出し)」や「-(箇条書き)」を使うとAIが構造を理解しやすくなります。
Q2. ありがとうなど感情表現は効果がありますか?
→ 精度に直結はしませんが、ポジティブ表現(「こうしてくれると嬉しい」など)は意図を伝えやすくなります。
Q3. 添付ファイルを使うときのコツは?
→ 「このファイルを参照して」と必ず明記しましょう。AIが資料をどう扱えばいいか迷わなくなります。
