「今から3日後の午前9時」を自動入力するにはどうする?
たとえば、ある業務アプリやExcelに「今から3日後の午前9時」というような日時を自動で入力したい時、Power Automate Desktop(以下、PAD)を使えば簡単に実現できます。
本記事では、以下のような実際のフロー構成例を使って、PADで日時を操作・入力する方法を初心者向けにわかりやすく解説します。
🎯 目標
「今日から3日後の午前9時」を生成して、テキスト形式でシステムに入力する
✅ フローで使うアクション
現在の日時を取得日時を加算日時をテキストに変換テキストをUIに送信(またはキーの送信)
🛠 実践手順(フローの作成ステップ)
① 現在の日時を取得 アクションを追加
- アクション名:
現在の日時を取得 - 生成される変数:
CurrentDateTime(例)
📌 この時点で、CurrentDateTime には 現在の日時(例:2025/07/08 14:30:00) が格納されます。
② 日時を加算 アクションで3日後にする
- アクション名:
日時を加算 - 入力する日時:
CurrentDateTime - 単位:日
- 加算値:3
- 出力先の変数名:
FutureDate
📌 FutureDate には 2025/07/11 14:30:00 が格納されます。
③ 午前9時に時刻を設定したい場合
さらに「時刻を午前9時に固定したい」場合は、日時の書式を変えるだけでなく、時刻部分を手動で設定します。
- アクション名:
日時をテキストに変換 - 入力:
FutureDate - カスタム書式:
yyyy/MM/dd(→「日付だけ」にする) - 出力変数名:
FutureDateText
→ 結果:FutureDateText = "2025/07/11"
④ 文字列結合で時刻をつける(例:”2025/07/11 09:00:00″)
- アクション名:
変数の設定 - 変数名:
FinalDateTimeText - 値:
%FutureDateText% 09:00:00
これで "2025/07/11 09:00:00" のような形式の日時テキストが完成します。
⑤ システムやフォームに自動入力する
入力したいフォームにカーソルを合わせた上で以下のアクションを使います。
- アクション名:
テキストをUI要素に送信- 値:
%FinalDateTimeText% - UI要素:入力対象のテキストボックス
- 値:
または、
- アクション名:
キーの送信- 値:
%FinalDateTimeText%[Enter]など
- 値:
🔍 入力結果のイメージ
フォームやExcelなどに以下のように自動で入力されます:
2025/07/11 09:00:00
これをスケジュールで定期実行することで、システムへの自動予約入力、期限管理、申請書の作成などに活用できます。
❓よくある質問(FAQ)
Q1. 「午前9時」ではなく任意の時間に設定したい場合は?
→ 日時をテキストに変換で日付だけ抽出し、最後に " HH:mm:ss" を好きな時刻で連結すればOKです。たとえば "15:30:00" を付ければ午後3時半になります。
Q2. 元の日時の「分」や「秒」は引き継がれる?
→ 日時を加算だけだと分・秒もそのまま残ります。時間をリセットしたいときは、いったん日付だけ取り出して固定の時刻を手動でつけるのが安全です。
Q3. フォーマットを "yyyy-MM-ddTHH:mm:ss" にしたい時は?
→ 日時をテキストに変換アクションの書式指定で、カスタムフォーマットを指定すれば対応できます。
例:
yyyy-MM-ddTHH:mm:ss
出力例:
2025-07-11T09:00:00
