Power Automate Desktopで繰り返し(For Each)がうまく動かないときの原因と対策:リスト・テーブル処理の落とし穴

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1. 空のリストやデータテーブルを繰り返している

症状:

  • フローはエラーなく実行されるが、For Each内の処理が一度も動かない
  • 「何も起きない」と見えるが、PADとしては正しく動作している

原因:

  • 対象のリストやデータテーブルにデータが入っていない
  • データ取得元(例:Excel, Webページ)で失敗している可能性がある

対処方法:

  1. 繰り返し前に「リストの長さを取得」または「データテーブルの行数を取得」アクションで中身の件数を確認する
  2. 件数が0なら、「メッセージ表示」や「ログ出力」で異常を通知する分岐を設ける

2. 意図していない列を参照している

症状:

  • データはあるが、表示される内容や処理結果がおかしい
  • 「列名が見つかりません」「空の値を扱っています」といったエラーになる

原因:

  • データテーブルの列名を正しく指定していない
  • ヘッダー行が含まれていない、または1行目がデータ行になっている

対処方法:

  1. Excelから取得した場合、「1行目を列名として使用」にチェックが入っているか確認
  2. 「現在の項目[“列名”]」と記述する際、列名が正確か確認(スペースや全角・半角の違いにも注意)
  3. 一度「データテーブルをCSVで一時保存」→内容を確認して構造を把握するのも有効

3. 終了条件や変数の更新ミスによる処理漏れ

症状:

  • 一部のデータしか処理されない
  • 想定よりループ回数が少ない、または多い

原因:

  • データが途中で更新・削除されており、ループの内容が実行中に変化してしまっている
  • 内部で条件分岐により、途中で「ループを終了する」アクションが動いている

対処方法:

  1. ループ内で対象リストやテーブルの内容を変更しない
  2. 条件分岐の設定を見直し、「終了条件に一致する場合のみ、明示的にループ終了」とする
  3. 「メッセージ表示」や「ログ出力」で各ステップの進行状況を可視化する

4. コレクション(リスト/テーブル)の種類と操作ミス

PADではリスト、データテーブル、配列、JSONなど複数の「繰り返し可能なデータ形式」がありますが、それぞれ取り扱い方が異なります。

例:リストとデータテーブルの違い

種類特徴繰り返し時の項目取得例
リスト一列のみのデータ現在の項目 で取得
データテーブル複数列の行データ現在の項目["列名"] で列を指定して取得

確認ポイント:

  • リストとデータテーブルを混同していないか確認
  • 「テーブルをリストに変換」アクションを使って形式を揃えることも可能

目次

よくある質問(FAQ)

Q1. リストを繰り返しているのに何も処理されません
→ リストが空である可能性があります。「リストの長さを取得」アクションで要素数を確認してください。

Q2. データテーブルの列名を指定してもエラーが出ます
→ 列名が全角・半角や大文字小文字の違いで正しく認識されていない可能性があります。「1行目を列名として使用」の設定が有効になっているかも確認してください。

Q3. 途中まで処理されて止まってしまいます
→ 「ループを終了する」や「条件を満たすまで繰り返す」などのアクションが誤って実行されていないか確認してください。ステップごとのログを確認することで原因特定が容易になります。

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